巨人からオリオールズに移籍した菅野智之投手(35)が18日(日本時間19日)、キャンプ初となるブルペンでの投球練習を行い、約35球を投げた。地元テレビ局「MASN」によると、菅野は「ある程度自分のボールも投げられたし、コントロールできていたんで、そこは良かったかなと思います」と振り返った。
捕手を務めたのは、ヤンキース時代に田中将大、パドレス時代にはダルビッシュ有とバッテリーを組んだ経験のあるゲーリー・サンチェス。菅野の投球を「パーフェクト」だったと振り返り「特にゾーン低めの速球は、目を閉じていてもボールがミットに収まるような感覚だった。彼のコマンドとコントロールは本当に印象的だった」と、制球を絶賛した。フレンチ投手コーチも「全てが評判通りだったよ」と高評価した。
ハイド監督は、オープン戦が開幕する22日(同23日)のパイレーツ戦で菅野が登板する可能性について問われると「まだサイド(登板間の投球練習)も投げていない。土曜日(22日)は投げないだろう」と、実戦デビューは23日以降になる見通しを示した。また、菅野加入でチームが日本メディアからも注目を受けることには「私がカブスにいたときはダルビッシュ、ワダ、カワサキ、フクドメがいた。ユウとはとても親しい関係性を築いたし、息子同士も良い友達。より多くのメディアが来ることや、それにともなって起こるさまざまなことも理解している。とにかく彼がチームに来てくれて興奮しているよ」と話した。