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【解析料理】新生新潟「史上最高へ」試合メンバー上限18→20人拡大、求められる途中出場組の活躍


新潟の樹森大介監督の初戦となった横浜戦で、新しスタイルが機能し、1-1で引き分けました。新潟は前半から高い位置での激しいプレスで主導権を握り、相手チームにシュートを許さない堅い守備が目立ちました。しかし、後半になると相手の戦術変更とともに失速。スタメンと交代選手の連携では課題が残りました。特に、期限付き移籍から復帰したGK藤田とDF稲村、橋本の連係が攻撃の突破口となり、MF奥村も奮闘。試合のメンバーは今年から20人に拡大され、交代策が試合結果に直結する可能性がある中、途中出場選手の活躍が今後のカギとなります。

横浜対新潟 前半、横浜Aロペスらが右クロスに飛び込むが新潟GK藤田和輝がクリア(撮影・丹羽敏通)

樹森大介監督(47)の初陣で、新生アルビレックス新潟の新たなスタイルが機能した。15日の横浜戦。取り組んできた高い位置からの激しいプレスで序盤から主導権を握り、後半途中まで相手にシュートを1本も打たせない「完全試合」を続けた。だが、決定機をGKの好守に阻まれると、相手の布陣変更もあって徐々に失速。交代出場選手に目立った活躍が見られず、1-1で引き分けた。

試合は今後に期待の持てる内容だった。期限付き移籍から復帰したGK藤田を交えた後方からの組み立ては相変わらずで、相手の背後を突くスピード感のある中長距離のパスも増えた。

昨季終盤から定着したDF稲村と橋本を起点に左サイドから攻めて右で仕留める形もそのまま。左サイドMFで先発した2年目のMF奥村も奮闘した。その攻撃はより洗練され、橋本の鋭い対角のパスをFW太田が仕留めて先制。樹森監督も「練習からイメージして、準備してきたのが出た」と評価した。

後半14分に豊富な運動量で中盤を支えた32歳のMF星が途中交代したが、指揮官は「イレギュラー。コンディションのところ」と説明。終盤の失速については「試合を重ねていけば、自然と(結果が)ついてくる」と修正に自信を示した。

今季から試合のメンバーの上限が18人から20人に拡大。Jリーグは若手の出場機会を増やすと同時に戦術の多様性を確保する狙い。監督の交代策が勝ち点に直結するケースも増えそうだが、途中出場選手の得点は昨年9月17日の川崎F戦(1-5)での太田が最後となっている。

今季初戦で見せた高い位置からの激しいプレスは、これまで以上にスタミナが求められそう。新潟史上最高順位へ。リバプールのMF遠藤航のような試合を締める「クローザー」を含め、攻守両面における「スーパーサブ」の台頭が欠かせない。【石川秀和】

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