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14人のバイトと仕上げて来ました。日本ハムのフランミル・レイエス外野手(29)が15日、沖縄・名護キャンプに合流し、早速フリー打撃で39スイング中、場外弾含む4本の柵越えと快音を響かせた。合流初日のテーマは「強く飛ばすイメージはなく、ピッチャーとリズムを築く。愉しむという感じ」で、柵越え4発。バットの先で捉えた打球でも軽々バックスクリーンまでかっ飛ばし「良かったよ」と手応えを口にした。
昨季チームトップ25発の主砲が自主トレの成果を存分に披露した。母国ドミニカ共和国では「フォーク、カーブ、スローカーブを投げるピッチャー」と“採用条件”を設けインスタグラムで投手を募集。マイナー経験者ら14人の打撃投手にバイト料を支払い「それぞれ10回くらい打席に立った」。昨季の経験を踏まえ「米国やドミニカはまっすぐがメインの投手が多い。日本に来てからフォークやカーブに目や体を慣らすのでは遅いので」と明確に狙いを定めて調整してきた。
やる気満々の助っ人は、いきなり紅白戦出場を志願も、新庄監督は「もう2、3日練習してからでええやろ」と、あえてブレーキをかけた。さらに“事故防止”のため「ランニングしてきたかな。実戦で打ってガッと走り出すと、練習でやってないスピードが出る。そこでバチッと来られても嫌だし。ランニング量を増やしてもらおうと思っている。心配だから」。働き者の“レイエス店長”が倒れないよう、ボスが優しく見守っていく。【永野高輔】