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<練習試合:西武2軍4-2四国IL・徳島>◇14日◇高知・春野総合運動公園
西武の杉山遥希投手(19)が西武ファームの今季初実戦に先発し、2回を無失点で切り抜けた。
2回に右打者内角へのクロスファイアがわずかにずれて2四球を出したものの、失点はなし。「去年はそこもけっこう甘くなることが多かったんですが、今年はけっこうすれすれのところにいけているので、そこは継続したいです」と課題への手応えを口にした。
横浜高(神奈川)からドラフト3位で入団し、プロ2年目。昨季は1軍でプロ初先発を経験するも、白星には至らなかった。
先発左腕として1軍首脳陣にアピールしたいところを問うと「コントロールはボール1つ分、さらにこだわれていますし、それに加えてスピードも去年より上がっているので、それを見ていただきたいです」と自己分析も明解だ。
春野キャンプでは毎日のようにブルペンに入り、直球はうなりを上げている。この日は最速145キロ。カーブも「相手の上体が一瞬浮く球がありました」と話すなど、スキルも向上。センバツ優勝候補に挙がる後輩たちに負けじと、実りの春へ備える。【金子真仁】