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【広島】新井監督「あいつ、用意してたな」高卒2年目仲田侑仁へのむちゃ振りも堂々と対応


広島カープの新井貴浩監督が、沖縄キャンプ初日の歓迎セレモニーで、高卒2年目の仲田侑仁内野手を注目選手として紹介。新井監督は仲田選手に即興でマイクを持たせ、「沖縄県民の皆さまの前で野球ができることをうれしく思います」との挨拶を落ち着いて行った。新井監督はこの経験を「バッティングにも予測と準備が大切」とし、打撃の心得を間接的に伝えた。仲田選手は15日の対ヤクルト練習試合において、地元沖縄の浦添での試合に臨む。中学時代に決勝の満塁本塁打を決めた思い出の球場で、自身の成長をアピールする意気込みを示している。

歓迎セレモニーで広島新井監督(左)から指名を受けあいさつする広島仲田(手前)(撮影・上山淳一)

広島新井貴浩監督(48)が13日、高卒2年目の仲田侑仁内野手(19)に、むちゃ振りから打撃の心得を指南した。

沖縄キャンプ初日の練習前、屋内練習場で歓迎式が行われた。監督あいさつの途中、指揮官は地元沖縄尚学出身の仲田を紹介し「彼の方から、どうしても皆さまに一言、ごあいさつをしたいと」とアドリブでマイクの前に立つよう促した。それでも19歳は「絶対、自分に来るなと思って考えていました」と事前に察知。動揺することなく「沖縄県民の皆さまの前で野球ができることをうれしく思います」などと落ち着いてあいさつした。

堂々とした対応に「あいつ、用意してたな」と悔しそうな表情の指揮官は「バッティングにも予測と準備が大切なんだよ」と間接的に打撃につながるヒントだったと笑った。

仲田にとって、プロ野球選手として初の地元沖縄に凱旋(がいせん)だ。対外試合初戦となる15日ヤクルトとの練習試合は、中学時代に所属した浦添ボーイズで練習していたANA BALL PARK浦添で行われる。中学2年時の九州大会では、左翼スタンドへ決勝の満塁本塁打を放った球場でもある。この日、新井監督から受けた“打席での心得”を胸に、思い出の地でアピール打を誓う。

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