【グレンデール(米アリゾナ州)11日(日本時間12日)=四竈衛】ドジャースの「侍3兄弟」が、同地でのキャンプ初日にようやく顔をそろえた。到着が遅れていた1年目の佐々木朗希投手(23)が、ようやくチームに合流。全体練習は行われず、大谷翔平投手(30)、山本由伸投手(26)との「スリーショット」はお預けとなったものの、ロッカー室は3人の横並び。ワールドシリーズ連覇へ向けて、侍3人の新たな戦いがスタートした。
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2年目に臨むド軍山本が、キャンプ初日から背番号「18」のユニホーム姿でブルペンに入り、投球練習を行った。ロバーツ監督、プライアー投手コーチらが見守る中、1球ごとにデータを確認しながら30球。速球、カーブ、ツーシームなどを力強く投げ込んだ。メジャー1年目の昨季は、右肩の故障で途中離脱したため、計18試合登板、投球回数90回にとどまった。その一方で、ポストシーズンでは快投を演じ、世界一に貢献した。投球後は、シャワーを浴びると、早々にクラブハウスを後にした。先発ローテの中軸として期待される怪腕の調整ペースは、現時点で上々のようだ。