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仁義なき開幕投手争いが、静かに幕を開けた。阪神の主力先発陣がオープン戦の開幕2試合に勢ぞろいすることが11日、分かった。沖縄でのオープン戦は22日の楽天戦(金武)と23日の中日戦(北谷)だけ。そこで主戦格がずらりと集結-。水面下で、異例の豪華リレープランが進行中だ。
昨季13勝の才木が登場し、23年MVPの村上も、2年連続2桁勝利の大竹もマウンドへ。昨季8勝のビーズリー、新加入の注目右腕デュプランティエまで…。2月中のオープン戦とは思えないほどの名が並ぶ。才木、村上を筆頭にした開幕投手の候補ばかり。開幕・広島戦はそこから約1カ月後の3月28日。オープン戦の始まりが、開幕投手バトルの号砲にもなる。
対外試合は15日の練習試合・楽天戦(宜野座)から始まるが、このオープン戦が今春最初の登板になる投手も多数いるもよう。先発ではないが、ナックルを操る新外国人ネルソンもこの2試合で日本デビューする可能性が高い。
藤川体制では、ある程度の裁量を持たされているコーチ陣が基本プランを練る。主力投手に関しては本人とも相談をしながら予定を決めていく。2クールが終わった時点で、大きな故障や調整遅れがなく、主力もきわめて順調に段階を上げている。それにより、2月の実戦から3月に向かっていく登板計画も一気に本格化したとみられる。
8日、9日に行われた紅白戦は若手投手が中心だった。その中から門別や茨木、復活を期す伊藤将らもローテ争いに加わる。藤川監督は8日に「経験してきている選手に関しては、自分たちが作り上げたものでいけると判断していってもらえばいい。自分たちの意思でマウンドに上がっていますから」と、主力の調整について話していた。藤川監督の注目の初陣が、さらに熱くなりそうだ。