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日本ハム上原健太投手(30)が10日、自身のインスタグラムでオフ返上のトレーニングを公開した。
2月1日からの春季キャンプも、この日は休日。だが上原と玉井大翔投手(32)は、沖縄・名護の宿舎から直線距離で約30キロ離れた沖縄・うるま市の「ワールドウィング」でトレーニングを行った。上原はマシンに取り組む玉井の姿を映像で投稿した。
昨季の玉井は腰痛に悩まされ、プロ8年目で初めて1軍登板なし。今季はリリースアングルを微妙に下げ、スリークオーター気味の新フォームに取り組んだ。
8日の沖縄・名護での紅白戦では1イニングを3者凡退に封じ、新庄剛志監督(53)は「ちょっと面白くなった感じはしますよね。あと2週間くらいしたら、違う玉井君が見られると思うから」と評価。実働7年で328試合に登板し、日本ハムのブルペンを長く支えてきた中継ぎ右腕が復活の兆しを見せた。
左腕上原は昨季、7試合で0勝5敗、防御率9・24と苦しんだ。4日の紅白戦では、2回を3安打1失点だった。
「ワールドウィング」は、イチロー氏(51=マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター)や、元中日の岩瀬仁紀氏(50)、山本昌氏(59)らが現役時代から取り組んできた「初動負荷トレーニング」の指導提携施設。同トレーニングでは特殊なマシンを用い、筋肉と神経の協調性を高め、筋肉の弾力性を高めることでパワーが発揮され、ケガも予防される。