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【キャンプの珍トレ】広島は地鶏追い回しフットワーク、オリックスはフォークダンスで下半身鍛える


プロ野球のDeNAは、選手の体力とスキルを強化するため、独特なトレーニング方法を採用している。宜野湾キャンプでは、「スラムダンクトレ」という下半身の守備スキルを鍛える練習や、「心眼トレ」という捕手の周辺視野を強化する練習が実施されている。このキャンプは、27年ぶりのリーグ優勝を目指す中での準備の一環である。また、過去に各球団で行われた珍しいトレーニングの例が挙げられており、例えば広島では地鶏を使った守備練習や、巨人はサッカーボールを用いたトレーニングを行ったことが紹介されている。これらのユニークなアプローチを通じて、選手たちは身体能力を高めている。

「地鶏トレーニング」で汗を流す栗原健太(2003年11月撮影)

DeNAが“珍トレ”で足元を固める。宜野湾キャンプ第2クール最終日、室内練習場で牧秀悟内野手(26)と知野直人内野手(25)が田中浩康内野守備兼野手コーチ(42)が考案した「スラムダンクトレ」で、下半身に守備のステップを染み込ませた。さらに相川亮二ディフェンスチーフ兼野手コーチ(48)が捕手陣へ周辺視野を鍛えるための「心眼トレ」を敢行。毛色の変わったトレーニングから27年ぶりのリーグ優勝をたぐり寄せる。

   ◇   ◇   ◇

<球界のキャンプ珍トレ>

▼03年広島(秋季) グラウンドに地鶏5羽を離し守備練習。フットワークを磨くのが目的だったが、地鶏が思ったよりもおとなしく不発だった。

▼03年巨人(秋季) J1東京Vのフィジカルコーチの下、2組に分かれてサッカーボールを使い、タッチされないように敵陣までボールを運ぶ「タッチ・フットボール」を導入。

▼07年阪神(秋季) 外野守備で捕球後に“回転レシーブ”。緩いボールをキャッチし、その後に体を回転させ、受け身を取る。故障防止が狙い。

▼08年ソフトバンク(秋季) 木刀で素振り。長さ115センチ、重さ約1キロ。空き時間に片手で振り、リスト強化のほか、24時間体を鍛える意識をつける狙い。

▼10年ソフトバンク(秋季) 「カリスマ速読インストラクター」の呉真由美氏を講師に招いた。マシン打撃を行った野手が速読後、再びマシン打撃を行い前後の違いを検証。

▼12年ソフトバンク(秋季) 心身統一合氣道会の藤平信一会長を招いた。心と体のバランスを整え「気」を利用して最大限の力を引き出す方法をコーチ、選手が学んだ。

▼15年オリックス(秋季) 投手陣がフォークダンストレ。酒井投手コーチが「若い選手は足首、膝、股関節が硬くて弱い。投手に必要な部分だし、強く柔らかくしてあげたい」と導入。

▼20年ロッテ(春季) 佐々木朗がマウンドと逆傾斜をつけた木製の台に乗り、ボールを人工芝にたたきつける練習を約20球。吉井理人監督が日本ハム時代から行う独特の指導法。

▼21年日本ハム(秋季) 新庄監督がグラウンドに入れたワゴン車の屋根に登りバットを水平に構えた。遠投を低く、強く、バットよりも低い送球を求めた。

◆牧とスラムダンク 深い結び付きがある。本家で「神奈川の牧」として親しまれた海南大付属の牧紳一と同じ名字で、DeNAの本拠地も神奈川。登場曲にはアニメの主題歌BAADの「君が好きだと叫びたい」を使用し、22年のファンフェスティバルでは牧紳一のコスプレで熱唱した。プライベートでも大のバスケ好きで、野球選手になっていなかったら「バスケ選手になりたかった」と即答するほど。小中学生時代は休み時間にバスケに夢中になり、今もSNSでNBAのプレー集をチェック。「スリーポイントシュートを試合で入れたこともあります。好きな選手はステフィン・カリーか、レブロン・ジェームスか、カイリー・アービングです」とNBAスターに憧れている。

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