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Jリーグは7日、富士フイルムスーパーカップ(8日、国立競技場)の前日オンライン会見を行った。昨季リーグ連覇、天皇杯優勝を成し遂げたヴィッセル神戸はサンフレッチェ広島と対戦する。神戸からは吉田孝行監督(47)と新主将に就任したDF山川哲史(27)が参加。新シーズン開幕を告げる最初のタイトルマッチへの意欲を語った。
3連覇を懸けて臨むシーズンを前にした戦いに、指揮官は「開幕する前にこのように注目される試合に出られること、多くのサポーターの前でできることは本当に価値がある。勝つことでチームは勢いづくところもある。自分たちの現状を把握する意味でも良い機会」とこの大一番を重視。山川も「25シーズン初の試合。勝利を収めて、ヴィッセルの今年の基準を示したい」と王者らしい戦いでのシーズン1冠目へ力を込めた。
神戸はこの試合から、アジア・チャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)、リーグ戦を含めて最大8連戦を戦うことになる。指揮官は「すべて大事な試合。試合に臨める選手でしっかりとこの連戦を戦っていきたい」と総力戦で乗り切る考えを口にした。
主力に複数の負傷者が出ている状況ではあるが、やるべきことが明確になっているのは神戸の強み。重要なのは、吉田監督の「まずは昨年のベースがしっかり出せるかどうか。まずはそこに戻すこと」という言葉通り、ゆるみなく神戸らしさを発揮できるかどうか。そのポイントをクリアすることで、秋春制へのシーズン移行により今回がラストとなるスーパー杯に、最後の王者として名を残す。