ドジャース大谷翔平投手(30)が、元通訳で銀行詐欺罪などに問われた水原一平被告(40)の判決に先立ち、陳述書を提出していたと6日(日本時間7日)、米メディア「アスレチック」のサム・ブラム記者が伝えた。
同記者はXで「大谷が判決前に、裁判官に被害者意見陳述書を提出した。陳述書を公開するかどうかは、被害者に委ねられている。大谷の陳述書は非公開で提出された」と伝えた。
水原被告はこの日、米カリフォルニア州の連邦地裁から禁錮4年9カ月、釈放後3年間の保護観察、大谷への約1659万ドル(約25億7000万円)の賠償金を命じられた。AP通信によると、ジョン・W・ホルコム判事は判決を読み上げる前に「私の見解では、1700万ドルという窃盗額はあまりにも甚大だ」と述べたという。
同被告は、24年3月の開幕戦前にギャンブル依存症だとチームの前で告白。大谷の口座から不正にお金を盗んだことが発覚して契約解除された。裁判資料によると、同被告は21年11月ごろから24年3月ごろにかけて、違法スポーツ賭博で負けた額を取り返すために大谷の口座から約1659万ドルを盗み、胴元のブックメーカーに不正に送金していた。