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【東京V】木村勇大「苦手」「怖い」課題のヘディング特訓中「クロスからの得点を増やしたい」


東京ヴェルディのFW木村勇大は、開幕戦に向けてクロスボールに重点を置いたトレーニングを行っている。木村は大柄ながらヘディングが苦手であり、これまでの得点は全て足からだった。彼はヘディングに不安を持っていたが、得点力向上のために苦手克服を目指している。奈良輪コーチの下、沖縄キャンプから特訓を開始し、足よりもヘディングが正確に空間を突けると理解し始めている。城福監督はクロスの質向上を目指し、木村もクロスからの得点を期待されている。

クロスボールに合わせ、ゴール前に走り込む東京Vの木村勇大(右から2人目)ら選手たち

東京ヴェルディで今季から10番を背負うFW木村勇大(23)が、「苦手」と言うヘディングシュートに懸命に取り組んでいる。

16日の開幕戦(対清水エスパルス、国立)に向けて、東京・稲城市で5日、チームはトレーニングを行った。クロスボールに絞ったメニューが重点的に行われた中、木村はゴール前に繰り返し、走り込んで頭で合わせようとした。

チームの得点力アップへ、求められるのは木村の成長だ。というのも、185センチと大柄で見た目ならヘディングが武器と思われがちなエースだが、ヘディングがウィークポイント。昨季は一皮むけ、J1で10得点を挙げたがすべて足だった。

子どもの頃からヘディングは嫌い。あんまり頭に刺激を与えると、勉学に影響が出るのでは? という疑念を抱いていた。加えて相手選手とぶつかったりする危険性もあることから「怖くて昔からずっとやってこなかった」。そう言って苦笑した。

ラグビー選手のような巨漢から、勢いのあるドリブル突破を得意とする。ただストライカーとしてもう一段上に行くため、またチームが昨季の6位からさらにジャンプアップを果たすため、意を決して1月の沖縄キャンプから奈良輪コーチが付きっきりで特訓を始めている。

左右からシンプルにボールを上げてもらい、繰り返しヘディングで合わせるもの。やり続けているうちに「ヘディングがうまい人がやるようなヘディングの形になってきている」と手応えを感じている。

足よりも頭の方が正確にワンタッチで空間を突ける。そのためヘディングシュートを会得すれば得点増につながると理解している。「どんなパターンでも自信を持ってシュートを打てるというのはストライカーとしてすごく大事。苦手なパターンをなくすという意味でもすごく重点的にやっています」とモチベーションは高い。

城福監督は得点力アップへ、クロスの質を求めている。山見、福田、熊取谷、新井ら2列目から鋭くサイドを切り崩せる選手がそろうだけに、木村らFW陣もワンタッチでシュートが打てるポジションに繰り返し飛び込んでいくことを意識している。

「今年はクロスからの得点を増やしたい」。エースの進化は、ヴェルディが躍進する上での一つのポイントとなりそうだ。

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