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【阪神】佐藤輝明“掛布打法”に糸井SA「めっちゃいい」浜風に打球乗せ左中間へ「30本」いける


阪神タイガースの佐藤輝明選手が、沖縄・宜野座で行われた春季キャンプで、新たに取り組んでいる“掛布打法”を披露し、16本の柵越えを記録しました。特に、中堅から左翼方向への打撃が多く、これはかつて甲子園で活躍した掛布雅之氏のスタイルを思い起こさせます。新しい打撃スタイルは引っ張りだけでなく、90度幅の打撃を考慮したもので、昨秋から取り組んでいます。糸井嘉男スペシャルアドバイザーの指導の下、クリケットバットを使ったティー打撃や重いボールを使用した練習法を実践。糸井氏もこの新打法に太鼓判を押し、佐藤選手の今季の活躍に期待を寄せています。佐藤選手自身も30本塁打を目指すと意気込み、新打法でのさらなる飛躍を誓っています。

ランチ特打を行った佐藤輝(撮影・加藤哉)

“掛布打法”完成に糸井SAが太鼓判だ。阪神佐藤輝明内野手(25)が、沖縄・宜野座での春季キャンプ2日目の2日、ランチ特打で豪快な柵越え16本を披露。昨秋から取り組む新打法で、うち11本を中堅から左翼方向に運び、かつて甲子園の浜風に乗せてアーチを量産した掛布雅之をほうふつとさせた。臨時コーチを務める糸井嘉男スペシャルアドバイザー(SA=43)は新打法でのアーチ量産を確信。5年目佐藤輝に大ブレークの予感だ。

   ◇   ◇   ◇

キャンプ最初の日曜日。集まった子どもたちに佐藤輝が応え続けた。ランチ特打に登場し、66スイングで16発の柵越えを披露。うち11本が中堅から左翼方向だった。子どもたちは目を輝かせ、期待であふれかえった宜野座球場。豪快な1発1発に拍手が鳴り響いた。

「あっちに、いい打球が出るのはいいこと。続けていきたいです」

かつて左中間方向へのアーチを量産した、掛布雅之をほうふつとさせる放物線の連続。右翼から左翼方向に吹く甲子園の浜風に打球を乗せる“掛布打法”だ。プロ4年間の経験から、引っ張りだけでは、さらなる進化にはつながらないと感じていた。「(右翼から左翼まで)90度あるので、しっかり使えたら。もちろん引っ張りもいるけどそっちばかりじゃダメなので」。昨年11月の高知・安芸での秋季キャンプから、中堅から左翼方向を意識した打撃に改良。オフも練習を継続し、今春のキャンプでも新打法習得に好感触を得ている。

強力な援軍も現れた。この日から臨時コーチとして参加した近大の先輩、糸井SAのもと、特殊な2種類のティー打撃を実践した。ひとつは自身も昨秋の自主トレから取り組んでいた「クリケットバット」を使った練習法。打球面が平たいため「(バットの)面で打つ意識」を養うことができるという。もうひとつは糸井SAが「超人ボール」と命名する、通常より重いボールを使った練習法だ。「押し込んで打つ」感覚を鍛えられる。どちらも中堅から左翼方向への1発増につながる、とっておきの秘策だ。

糸井SAも掛布打法マスターに太鼓判を押した。「彼の特徴は左中間へのホームラン(を打てること)。仮に30発打つとして、(中堅から左翼に)15本くらいは」と量産を確信。佐藤輝も「(糸井さんから)『めっちゃいい』と言われたので。自信持っていきます」と手応えを深めた。

藤川監督から新3番候補と期待される25歳の年間最多は24本塁打。今季の目標を問われ「30本100打点くらいですかね」ときっぱり言った。浜風を味方につければ、怖いものはない。ニュー佐藤輝が聖地の主役を担う。【波部俊之介】

▽ヤクルト松井スコアラー(佐藤輝について)「徐々に良くなっているんじゃないですかね。今日もどこでも入ってたし。(逆方向に入り始めると)嫌ですね。(甲子園は)こっち(ライト)があまり入らないですもんね」

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