阪神育成ドラフト2位の嶋村麟士朗捕手(21=四国IL・高知)と育成の森木大智投手(21)が2日、具志川キャンプのブルペンで2日連続の同郷バッテリーを結成した。
2人はともに高知県出身で、中学時代には県の選抜チームでバッテリーを組んでいた。森木が高卒で一足先にNPB入りしたが、現在はともに育成契約で支配下昇格を目指している。
目標は1軍公式戦で甲子園でのバッテリー結成。投球中に森木を鼓舞し続けていた嶋村は「中学生の頃、大智は絶対にプロに行くと思っていたが、僕はそんなことなかった。こうしてまたプロで、しかも一緒に下から這い上がっていく。一緒に野球をやると思っていなかったので、すごくうれしい」と感慨深い表情だった。
2日連続ブルペンで投球を受け「今日の方がよかった。レベルアップ、すごく練習するやつなので、自分も見習いたい」。変化球の使い方は打者目線でアドバイスを送った。
フリー打撃では2本の柵越えを披露。打撃を武器にしており「手が先に出ると打球がいかない。体で打つようなイメージでやっている」と明かした。
昨年11月の秋季キャンプでも森木の投球フォームの指導を行っていた久保田智之2軍投手チーフコーチ(44)も「順調。いいと思います」と評価した。【塚本光】