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日本ハム山崎福也投手(32)の“二刀流キャンプ”がいよいよ始まる。30日、チーム本隊とともに空路でキャンプ地の沖縄・名護へ移動した。移籍1年目の昨春キャンプはお預けとなった打撃練習の解禁も期待される強打者左腕は「やるのであれば、しっかりとホームランが出るように頑張ります」とぶち上げた。もちろん今年も日焼け対策はばっちり。本業の投手としてもレベルアップを誓った。
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山崎は心にゆとりを持ってキャンプ地へ乗り込んだ。「昨年は移籍1年目で分からないこともあったけど、今年は気持ち的に少し余裕がある」。何もかもが初めてだった昨春はバットこそ持ち込んでいたが、本業に専念。だがシーズンで決勝打も放つなど打撃センスを発揮した後の昨秋キャンプでは、新庄監督の指示でフリー打撃に参加した。移籍2年目の“二刀流キャンプ”への意気込みは-。
山崎 そのあたりはちょっと僕も具体的に詳しくはわからないんですけど(笑い)。やるのであれば、しっかりとホームランが出るように頑張ります。
まだ正式に指揮官やコーチ陣からの指示はないものの、堂々とホームラン予告をぶちあげてみせた。
ちなみにバットは「特に準備という準備はしてきてなくて」と今年は持ち込まなかった。これもチームにすっかりなじんだ証。いざとなれば、打撃練習直前で「(田宮)裕涼とか、軽いバットを使っている選手から借りたいですね」。一方で、オフに準備した「紫とピンクのミックスみたいな」派手なカラーの打撃用手袋は、しっかりと持ち込んで準備万全だ。
さらに今年は日焼け対策もグレードアップした。昨年は飲む日焼け止め薬も使用するなど“球界の美白王子”のケアは注目を浴びたが、対策しすぎて痛い目にも遭っていた。「去年は塗りすぎて目が痛くなって充血して苦労した」というが、塗りすぎないように今年はスプレータイプの日焼け止めを導入。今年もつやつやな美肌は盤石だ。
本業もバージョンアップの手応えを持ってキャンプインする。オフは直球の強さを上げることをテーマに投球フォームを見直した。
山崎 周りから見ている感じでは全然わからないと思うけど、細かい動作の部分をしっかりとやってきた。このキャンプでもいい感覚を出せていけたら。
今季はリーグ優勝&日本一しか見えていない。「ここでいい準備を、みんなでしていけたら」。投も打も美も磨いて最高のキャンプを過ごす。