<スペインリーグ:Rソシエダード0-3ヘタフェ>◇26日(日本時間27日)◇第21節◇サンセバスチャン
レアル・ソシエダードの地元紙が古巣ヘタフェ戦に先発した日本代表MF久保建英(23)を「群を抜いて素晴らしく、絶えず危険な存在だった」と称賛し、チームの中で唯一高評価した。
Rソシエダードは26日にホームで行われたスペインリーグ第21節でヘタフェと対戦した。久保は公式戦2試合連続の先発出場。ドリブルやクロスでチャンスメークし、終了間際に惜しいシュートを放って存在感を発揮するも、チームは最後までゴールを奪えずに守備が崩壊し、0-3で敗れて公式戦3連敗を喫した。
クラブの地元紙ノティシアス・デ・ギプスコアは久保をヘタフェ戦のチームMVPに選出した一方、それ以外の選手全員を低評価した。そして久保について、「群を抜いて素晴らしく、絶えず危険な存在だった。斬新なアイデアと脚力を持つ唯一の選手で、プレーに入るたびに危険な雰囲気を漂わせた。ひとりでチャンスを6回作り出したが…。他の選手がゴールしないと何もできることはない」と大絶賛し、チームトップの8点(最高10点)をつけた。
久保に続き、レミーロ、アランブル、スベルディア、パチェコ、アイエン・ムニョス、オラサガスティが3点、トゥリエンテス、セルヒオ・ゴメス、ブライス・メンデスが2点、スビメンディ、オヤルサバルがチームワーストの1点。ハビ・ロペス、バレネチェア、オスカルソン、パブロ・マリンは採点なしとした。
Rソシエダードのスペインリーグ成績は21試合8勝4分け9敗の勝ち点28で9位に後退。久保の成績は21試合(先発15試合)、1395分出場、4得点0アシストとなっている。
Rソシエダードはこの後、中4日の30日にホームで行われる欧州リーグ・1次リーグ第8節で、PAOK(ギリシャ)と対戦する。
(高橋智行通信員)