<スペインリーグ:Rソシエダード0-3ヘタフェ>◇26日(日本時間27日)◇第21節◇サンセバスチャン
レアル・ソシエダードの日本代表MF久保建英(23)が敗北を喫したヘタフェ戦後、「僕たちにとって恥ずべき試合だった」と残念がった。
久保は26日にホームで行われたスペインリーグ第21節ヘタフェ戦で先発出場。定位置の右ウイングでプレーし、積極的にドリブルを仕掛けてクロスで味方の決定機を演出し、ゴールを狙うが最後まで得点にはつながらなかった。チームは後半に入って守備が崩れ、0-3で完敗。試合後、久保がインタビューで答えたもようをスペイン紙マルカが伝えている。
久保はその際、まずヘタフェ戦について、「僕たちにとって恥ずべき試合だった。サポーターは拍手を送ってくれるが、僕たちはそれに値しない。良くなかったし、デュエルにも勝てなかった。いいところが何もなかった」とチームの出来の悪さを認めていた。
公式戦3連敗とチームが不調に陥っている理由については、「分からない。先週はとても良かったのに、今週は3試合とも負けてしまった。3連敗した後ここで話すことは何の意味も持たないが、僕たちは団結しなければならない」と返答。
続いて、4日後に控えた欧州リーグ・1次リーグ最終節PAOK(ギリシャ)戦について、「数字的に次ラウンド進出が決まっているかもしれないが、木曜日に新たな試合があるのがいいかどうかは分からない。後悔している暇はないし、今後も取り組んでいく必要がある。サッカーで一番いいのは試合が何度もあることだ。週に1試合しかなければ、僕たちは不満を言っているだろう」と言及した。
久保はまた、後半アディショナルタムに肘が顔に当たり、ピッチに倒れて派手に痛がった元チームメートのヘタフェDFディエゴ・リコと試合終了後に口論になったことについて、「サッカーはあんな風にプレーするものではない。さらに3-0で勝っていたのに文句を言うなんて…」と苦言を呈していた。(高橋智行通信員)