巨人井上温大投手(23)が憧れを現実にする。
川崎市・ジャイアンツ球場で自主トレを実施。キャンプの荷出しと予防接種のために、同球場を訪問した阿部監督とあいさつを交わし「やっぱり、監督に会うと身が引き締まるみたいな感じはありますね」。25年シーズンの訪れを肌で感じた。
指揮官の言葉が大きなモチベーションになる。井上は左投手の象徴ともいえる背番号「21」への変更を熱望する。そんな左腕に対して阿部監督は「2ケタ勝ったら背番号を変えてあげる」と発言。結果次第では、来オフでの背番号変更も見えてきただけに「もちろん、期待に応えたいって思います」と鼻息を荒くした。
昨季は8勝を挙げて昨秋のプレミア12で侍ジャパン入りするなどブレークした。相手チームのマークが厳しくなることも予想されるが「相手が研究してきても、自分自身をあんまり変える必要はない。こっちが変に変えたら逆に自分が崩れるだけ」。チームのため、自分のために腕を振る。