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【中日】井上一樹監督がナショナルズへポスティング移籍の小笠原慎之介に辛口交えたエール


中日ドラゴンズの井上一樹監督が、ポスティングシステムでMLBのワシントン・ナショナルズに移籍した小笠原慎之介投手に対し、エールを送りました。井上監督は、小笠原投手が自身で選んだ道について、ドラゴンズ出身として恥ずかしくない形で頑張ってほしいと強調し、日本に中途半端に帰らないことを祈念しました。小笠原投手は4年連続で規定投球回に達したものの、昨季は5勝11敗の成績でした。この移籍によって他の選手も影響を受ける可能性があると監督は指摘し、競争意識の向上を期待しました。ナショナルズは2年総額350万ドルで契約し、中日には70万ドルが譲渡金として支払われます。

中日井上一樹監督(2025年1月17日撮影)

ポスティングシステムによりナショナルズへの移籍が決まった小笠原慎之介投手(27)に中日井上一樹監督(53)が辛口を交えてのエールを送った。

指揮官は自らの夢をかなえた左腕に「自らが決めた道。ドラゴンズ出身の選手として恥じないように。中途半端な形で日本に帰ることがないように」と、新天地での活躍を祈念した。

中日にとっては昨季、規定投球回に達した先発ローテの軸の流出。「痛いというより、競争意識が生まれ相乗効果が生まれる。悲観的には考えていない」と話し、ベテラン大野や柳の復活、助っ人メヒア、梅津、松木平、即戦力として期待するドラフト1位金丸夢斗投手(21=関大)らの台頭に期待を寄せた。

昨季の2軍監督時代から小笠原のポスティングの情報は得ていたことを明かした。左腕は4年連続規定投球回に到達も、昨季は5勝11敗、防御率3・12。「誰にも文句言わせないような成績でメジャーに行くのなら格好いいけど。今回こんな風になったから僕も、僕もという選手が出てくる可能性もある。これから先のウチの選手たちに物議を醸し出す」。ノンタイトルのまま、渡米した前例を生んだことには、3年連続最下位チームの指揮を引き受けたばかりの井上監督は危機感も口にした。

小笠原は25日(日本時間)早朝にナショナルズが、球団の公式X(旧ツイッター)アカウントで獲得を発表。AP通信によると2年総額350万ドル(約5億4300万円)で、今季年俸が150万ドル(約2億3300万円)、来季年俸が200万ドル(約3億1000万円)。中日への譲渡金は70万ドル(約1億900万円)となる。背番号は「16」に決まった。

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