元ヤクルトの宮本慎也氏(54=日刊スポーツ評論家)が25日までに公式YouTube「解体慎書」を更新。ロッテからポスティングシステムでドジャース入りを決断した佐々木朗希投手(23)について語った。
マイナー契約ながら契約金は今年の国際FAで最高額の6500万ドル(約10億100万円)で入団。「ドジャースはスネルとかを補強してローテーション的には完全に余裕があるので、佐々木朗希にとっても、間隔空けて投げさせていくんであれば、良かったんじゃないかと思います」と話した。
ドジャース入団の決め手は「育成方法なのか、お金なのか、大谷、山本というピッチャーの日本人選手がいるやりやすさとか、強いとか、いろいろな要素があると思うんですけど、最初右も左も分からないところでいうと、日本人選手が同じポジションでピッチャーにいるというのは、やりやすいんじゃないかと思います」と語った。
25歳未満の佐々木はマイナー契約しか結べず、球団への譲渡金が少ない状況でポスティングシステムでメジャー移籍することに賛否両論があった。
宮本氏は「もう決まった以上はそこで頑張ってほしいなって思います。いろいろ、ポスティングの問題というのはかなり出てきているので、どういう風にして動くかは注目して見たいとは思いますけど、彼はロッテがいいって言ってポスティングで向こうに行くわけですから、向こうで成功して欲しい。ただそれだけです」と期待した。
ドジャースはローテーションを6人制で回す構想もあり、大谷翔平投手(30)、山本由伸投手(26)らとともに日本に近い形でプレーできる可能性がある。
「みんな23年の(WBC)優勝のメンバーですからね。散らばった方が…、こちら側で見る方でいうとドジャースばっかりなので。カブスの鈴木誠也、今永も活躍しているし、パドレスもダルビッシュと松井がいて。均等には無理なんでしょうけど、もう少し違うところの情報を見たいのも正直ある。また今年もドジャースばっかりだっていうのはありますね」と語った。「大谷に対抗するには相当がんばらないといけないでしょうけど、日本も魅力あるプロ野球であってほしいなと思います」と願った。