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【センバツ】エナジックスポーツが沖縄県勢最速となる創部3年目でのセンバツ出場切符つかむ


沖縄のエナジックスポーツが、創部3年目にして初のセンバツ出場を果たしました。設立当初より「ノーサイン野球」を掲げ、機動力を活かした戦術を徹底。神谷嘉宗監督の元で選手の判断力を磨き、沖縄大会での優勝や県内準優勝で成果を上げ、名門校に迫る存在となりました。エナジックスポーツはエナジックグループの創業者である大城博成会長が理事長を務める通信制・全日制の学校で、実践的な教育を通じて、選手の「野球脳」を育成しています。この春、甲子園で躍進が期待されます。

※写真はイメージ

<第97回選抜高校野球:選考委員会>◇24日

エナジックスポーツが、沖縄県勢では最速となる創部3年目のセンバツ初出場が決まった。

「世界へ翔く、トップアスリートの育成」を理念に21年春に開校され、野球部は22年春に創部された。指揮官を務めるのは08年に浦添商の監督として夏の甲子園に初出場して4強入りを果たし、14年には美里工を率いて初のセンバツ出場へと導いた名将・神谷嘉宗監督(69)だ。

チーム方針として掲げるのは機動力を生かす「ノーサイン野球」。「公立高校が強豪校に勝つためにはそういう野球しかない」。美里工の監督時代に、無名の東亜大(中国六大学)を明治神宮大会で3度の日本一に導いた中野泰造氏を師事してノウハウを学んだ。

エナジックスポーツでは創部当初から「ノーサイン野球」を導入。浸透までは約1年半を要したが、試合中に瞬時に判断できるよう練習を重ね、ナインの「野球脳」を進化させた。創部3年目の24年の春季沖縄大会で初優勝を飾り、昨夏、秋は県準Vと着実に成果につなげ、長年沖縄のトップを走ってきた興南、沖縄尚学を脅かす存在となった。

沖縄の新星として聖地に初見参し、「エナジック旋風」を巻き起こす。

◆エナジックスポーツ 医療・健康機器の開発メーカー「エナジックグループ」の創業者・大城博成会長(83)が理事長を務め、21年に通信制のみで開校。24年4月から全日制も設置され、22年4月創部の硬式野球部の部員39人は全員が全寮制の全日制に所属。部活動は他にゴルフ部がある。所在地は沖縄県名護市瀬嵩296。仲舛盛順学院長。

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