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カズ、代名詞の背番号「11」原点は「タンクさん」2年先輩、リフティング1万7513回の名手


57歳のサッカー選手、三浦知良が日本テレビの「しゃべくり007」に出演し、彼の代名詞とも言える背番号「11」の由来を明かした。この番号は、彼が尊敬していた先輩「タンク」こと渋川尚史が身長151センチながらも圧倒的な技術で全国高校選手権準優勝に導いたことに由来する。三浦自身も同じ背番号をつけ、15歳でブラジルに渡り、サントスFCでプロ契約を果たしたほか、日本人として初めてブラジルのプロリーグでゴールを決めたというエピソードが紹介された。

三浦知良(2025年1月11日撮影)

JFLアトレチコ鈴鹿クラブのFWカズ(三浦知良=57)が20日放送の日本テレビ系「しゃべくり007」(月曜午後9時)に出演し、代名詞である背番号「11」の原点が紹介された。

今年1月11日の午前11時11分に、J1復帰した横浜FCから鈴鹿への期限付き移籍延長が発表されたように、こだわりの数字。背負うようになった理由は「タンクさん」に憧れていたからだった。

カズがサッカーを始めた県内初のクラブチーム、静岡城内FCの1期生だった渋川尚史さん。2学年上の先輩で、静岡学園高が全国高校選手権に初出場した時の主将だ。

選手権の開催地が首都圏に移った1976年度で、いきなり準優勝。圧巻のテクニックで日本一に、あと1歩まで導いた選手が11番を背負っており「身長が151センチしかなくて『タンク』と呼ばれていたんですけど、リフティングがすごかったんです。世界大会2位。1万7513回。それも『もういい』って止めが入った記録なんです」とカズが自ら説明した。

その後、スタジオに渋川さんが登場。MCの上田晋也から「会うのは久しぶりですか?」と聞かれて「そうですね」と答えると、すかさずカズが「年末に会ったじゃない」と突っ込んで笑いを誘っていた。2人でリフティングし合う場面もあった。

番組進行は再び回想へ。カズも同じ静岡学園高に進んだが、約8カ月で中退。15歳でブラジルへ渡り、サッカーが下手な人を意味する「ジャポネーズ(日本人)」と呼ばれ、観客から罵声を浴びながらも19歳で名門サントスFCのプロ契約を勝ち取った伝説が放送された。

当時はポジションごとに背番号が固定されていたこともあり、カズが左FW=11番をつかみ取ったことは有名な話だ。21歳になり、ブラジルのプロリーグでは日本人初となるゴールを頭で決めた時の映像も流された。

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