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久保建英に「目を開けろ、お前はチノ(中国人)だ」人種差別的な言葉を浴びる


レアル・ソシエダードの日本代表MF久保建英とスペイン人FWバレネチェアは、バレンシア戦で人種差別的な言葉を浴びせられたと報道された。久保はベンチスタートとなったが、試合の途中でウォーミングアップをしていた際に、観客から「チノ(中国人)目を開けろ」などの侮辱を受けた。バレネチェアも同様に観客から侮辱的な言葉を浴びせられた。これを受けて、レアル・ソシエダードは試合後にスペインリーグに訴えを起こし、公式SNSを通じて人種差別的な行為を非難する声明を発表した。

レアル・ソシエダード久保建英(2024年撮影)

スペイン1部レアル・ソシエダードの日本代表MF久保建英(23)とスペイン人FWバレネチェア(23)が、アウェーで19日に行われたバレンシア戦で「侮辱的、人種差別的な言葉を浴びせられた」とスペイン紙マルカ電子版が20日、報じた。

同紙によると、久保はベンチスタートになったバレンシア戦で差別的な言葉を受けた。途中出場する前、タッチラインでウオーミングアップしていた際、背後のスタンドにいた複数人の相手サポーターから「チノ(中国人)目を開けろ。お前はチノだ」との言葉を受けていた。

同様にバレネチェアもピッチ脇でアップ中に「ETAのメンバー、クソ野郎、爆弾を仕掛けてみろ!」などの罵声を浴びせられたという。ETAとは「バスク祖国と自由」という組織。バスク地方の分離独立を目指し、テロ活動を行ってきた過激派だ。18年に解散を発表している。

Rソシエダードは2人が侮辱的な言葉を受けたことに対し、試合後、すぐスペインリーグに訴えを起こした。21日には、クラブの公式X(旧ツイッター)に「バレンシアのファン数人が選手に行った人種差別的侮辱を強く非難する」と投稿している。(高橋智行通信員)

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