テレビ朝日「報道ステーション」は15日の放送で、楽天を退団し、巨人に移籍した田中将大投手(36)の沖縄・宜野湾での自主トレを取材し、復活にかける覚悟に迫った。
昨季は1軍登板わずか1試合に終わって、プロ入り後初のシーズン未勝利に終わった。
「あれだけ何もできなかった年は、プロ野球人生で1度もなかったので、本当に苦しかったですし、なかなか状態が上がらず、思うように投げられない、コンディションが整ってこないっていう時期が長くて、ちゃんと投げられるようになるのかなという思いもあったりして」と胸中を吐露した。
復活に向けた課題も明確にとらえ「(右肘の)術後っていうところは大きかったと思いますけど、でも、それプラス、自分の体のバランスとか、その辺のいろんなことが相まってきてしまったのが余計にうまくいかなかったと自分の中では分析していて、年齢による体の変化ももちろんある」と冷静に分析した。
改善に向け、今オフの自主トレで取り入れたのは、有酸素運動だった。「今年は有酸素とかを今までより多めに入れようかなと思ってるんですけど」と明かしたが、パドレスのダルビッシュ有とのやりとりがきっかけだった。
「ダルビッシュさんとどういう練習をしてるとか、情報交換した時にダルさんも有酸素とかをちょっと入れて、体の血の巡りをよくすると。年齢を重ねるごとに意識するところなのかなと思いましたし、自分の中で体をちょっと絞れればなというふうに思ってるんで」と意図を説明した。
「自分の中では質と量は今までよりも求めてやっているので、しっかりと1本1本負荷はかかってるなという感じはしてるので、体はバリバリです」と話した。
すでに、ブルペン入りし「ここ数年で間違いなく、体は動いてると思いますし、状態含めていいんじゃないかなと思います」と順調な調整をアピールした。
「新しい環境の中でいろいろ手探りでやっていかないといけない部分は少なからず出てくるとは思いますけど、それが楽しみな部分でもありますし、たくさんいい選手いますけど、競争に勝って、先発のマウンドに1試合で多く上がれればと思っています」と決意を込めた。