中日小笠原慎之介投手(27)が大リーグ、ナショナルズと2年契約を結んだことが25日(米国24日)、分かった。球団の公式x(旧ツイッター)アカウントで発表した。
関係者によると同投手は契約のためにすでに渡米していた。昨季終了後のオフ、球団を通じてポスティングシステムの使用を申請。代理人契約する米国の大手マネジメント会社「WME(ウィリアム・モリス・エンデバー)」に交渉を一任していた。昨年12月に米国テキサス州ダラスで開催されたウインターミーティングから移籍交渉を本格化。交渉期限は日本時間25日の午前7時となっていた。
小笠原自身は交渉中、名古屋だけでなく米国、沖縄などで自主トレを継続。数球団からのオファーを認めた上で「too early to answer(オファーが来た球団に答えを出すのはまだ早い)」と表現し、メジャーFA選手と交渉する他球団の動向も静観していた。
東海大相模(神奈川)から15年ドラフト1位で中日に入団。2度の開幕投手を務めるなど、NPB在籍9年の通算成績は161試合登板で46勝65敗、防御率3・62。昨季まで4年連続で規定投球回に到達している。
今オフのポスティングシステムでの移籍はロッテからドジャースとマイナー契約を結んだ佐々木朗希投手(23)、阪神からフィリーズとマイナー契約を結んだ青柳晃洋投手(31)に続いて3人目。