タレント東野幸治(57)は26日に放送されたフジテレビ系「ワイドナショー」(日曜午前10時)の中で、ともに番組に出演し、女性トラブルで芸能界を引退した中居正広氏(52)に対し、個人的な思いをまじえながら本音を口にした。
東野は、中居氏が23日に芸能界引退について発表した文書の中で「全責任は私個人にあります」と記した点に触れ「全責任は私個人にあります、と。一方で、他に何かあるのかもしれない。臆測かもしれないが」と口にしながら「個人的には(コメント発表ではなく)ちゃんと自分の口でお話ししてほしい。これで引退しました、ごめんなさい、はちょっと…」と、指摘した。
東野は、TBS系バラエティー「THE MC3」で中居氏、タレントのヒロミと3人でMCを務めていた。今回の問題を受け、TBSは20日、中居氏の降板を発表している。
東野は「いっしょにレギュラー番組をやっていた。TBSの方も本当に大変だし、スタッフの方も(トラブル報道があった後で)何も分かっていない状況で二転三転していますし。マスコミにいろいろニュースが出て初めて、TBSも後追いでいろいろやっていかないといけないと。(対応は)大変だと思う」と、制作現場の混乱ぶりを明かした。
その上で「やっぱり、それはないよというのが正直なところ。何かあったのか、言える範囲でいいので、言わないと収まらないよというのはあります」と、中居氏に対する思いを口にした。
東野はまた、中居氏のトラブルをめぐるフジテレビの一連の問題にも言及。17日に行われた港浩一社長の記者会見後、同局へのコマーシャルの出稿を差し止める企業が続出していることを念頭に「フジテレビで、我々も番組に出させてもらっているけれど、スタッフさんから話をうかがうと、ドラマであったりバラエティーのロケ地とかも、なかなか使わせてもらえない状態が本当にあると。スポンサーさんがどんどん降りていって…。民放はスポンサーさんのご好意、お金でいろんな番組を作れますから、基本は。それもなかなかできない状態ですし」と現状に触れた。「さあ、いったいフジテレビどうなるの、という心配を、我々もしている」とも語った。