「球児フィーバー」へ、阪神1軍春季キャンプ地の沖縄・宜野座は厳戒態勢で備える。昨春キャンプは日本一達成直後で盛り上がりを見せた。藤川新監督が就任した今春はさらに警備員1人を増員して臨むことが明らかになった。昨秋の高知安芸キャンプの盛り上がりを加味した上での判断。宜野座村役場の担当者は「(昨春と)同じぐらい来てくれたら」と期待する。昨年右翼席に設置した仮設防球ネットも、今年も継続して取り付けられる。
一方、2軍キャンプ地の具志川はメイングラウンドの外周ネットが14メートルまで高くなった。ファウルボールの危険性をクリアし、サブグラウンドを初めて一般公開する。NPB球団との試合も可能になり、メリットの多い変更となった。現在、具志川サブグラウンドは工事中。内野グラウンドは2面に拡大し、100メートルのアンツーカー走路も2レーン新設される。進化した新たな「虎の穴」が、藤川阪神の春を支える。