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【MLS】LAギャラクシーDF山根視来が出国 連覇、オールスター、日本代表への意欲語る


LAギャラクシーのDF山根視来(31)が新シーズンに向けて出国しました。昨シーズンは初の海外挑戦でMLS王者となり帰国しましたが、インフルエンザに感染し川崎フロンターレの中村憲剛氏の引退試合を欠場しました。海外挑戦により、言葉の壁や遠征の過酷さを乗り越え、賢く戦う術と英語でのコミュニケーション能力を向上させました。新シーズンでは連覇やオールスター出場、ワールドカップでの活躍を目指しています。多国籍チームの中で多様な考えを受け入れる度量も成長の一環です。ストレスを成長の機会と捉え、さらなる技術向上を目指す意欲を見せています。

新シーズンへ出国した米MLSのLAギャラクシーDF山根視来

昨季の米プロリーグMLS王者になったロサンゼルス・ギャラクシーDF山根視来(31)が16日、新シーズンに向け羽田空港から出国した。

昨年12月12日に海外挑戦1年目でタイトルを引っ提げ帰国したが、直後にインフルエンザ感染が発覚。川崎フロンターレでともにプレーした中村憲剛氏の引退試合を欠場した。想定外のオフのスタートで「憲剛さんの引退試合には出たかったな」とちょっぴり悔しさを口にし「比較的会いたい人に会えたし、家族ともいろいろ行けました」とリフレッシュしたことを明かした。

川崎Fでは不動の右サイドバックでワールドカップ(W杯)カタール大会にも出場。確固たる地位を築いていた中で、30歳にして初の海外挑戦を決めた。言葉の壁に加え、アウェーの遠征は移動や時差、寒暖差で体力的な厳しさにも直面した。

チームメートで海外経験が豊富なDF吉田麻也からは「(プレーの)最低限のレベルはそろえないといけない」とアドバイスを受けた。酷暑のアウェーでは体が思うように動かない試合もあった。「どの試合も良いパフォーマンスをしたい思いがある中で、挽回しようとして狙って取られるというのが自分の課題ではあったので…。その中で、割り切る勇気というか、最低限のものを自分に課した試合はあった」と、賢く戦う術を身に付けることができたという。

語学も英語でチームメートと意思疎通を図れるようになり、ミーティングも通訳なしで理解できるようになった。チームの選手も多国籍で、周囲のさまざまな考え方を受け入れる度量も付き、心身ともにたくましくなった。

「最初はすごく、ストレスはあったんですけど。ストレスがかかっているときは成長するタイミングだと感じていた」。

新シーズンの目標はもちろん連覇。その中で「オールスターやベストイレブンも経験してみたい」と目を輝かせる。来年にはワールドカップ(W杯)北中米大会が開催される。現在の所属クラブの地元だ。「代表に入りたいし、サッカーももっとうまくなりたい。サッカーをやっている間はそれは変わらない。(W杯も)チャンスがあればと思っているし、MLSでもそういう選手が出てきた方がより、日本人の目も向くのかな」と意欲を見せた。

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