広島秋山翔吾外野手(36)が13日、静岡・下田市内の吉佐美運動公園で自主トレを公開した。例年通り日本ハム五十幡、広島宇草、中村健、中日板山、楽天武藤、ヤクルト沢野らも参加する中、西武時代の恩師の辻発彦氏(66)に内野ノックを打ってもらうなど、約4時間勢力的に汗を流した。
広島に加入後3年目の昨季はシーズン途中で「1番中堅」に定着し、リーグ3位の158安打を記録するなど奮闘した。来季37歳のシーズンを迎えるが「キャンプに向けてこの後、広島のチームメートと久しぶりに会うことになりますけど、ある程度の年齢になってもゆるゆるやるんじゃなくて、『仕上げてきているな、この人は』という風に見られたい思いもまだありますので」と力を込めた。
午後は下田中で行われた下田市内の少年少女約100人に向けたトークショーに参加。子どもたちには何かを継続することの大切さなどを熱弁した。イベントの最後には、サプライズで「下田市応援大使」への就任も発表された。
下田市での自主トレは8回目を迎えた秋山は「長い期間お世話になってきて、こういう形で何ができるというのは、長く現役でいて、また下田で自主トレがやれるようにするというのが一番の意味のあること。ファンの方に届く機会を1つでも多く作れるように、まずはしっかりシーズンをやり通したい」と抱負を語った。