ソフトバンク小久保裕紀監督(53)が13日、地元の和歌山市内で祝賀会および新春激励会に出席した。「小久保裕紀後援会」や「星林高校野球部OB会」などが主催。指揮官にとっては年明け初の公の場で、約300人の関係者が集まった。「こんなに多くの人が集まって激励していただいてうれしく思います」と気を引き締めた。
今オフはDeNAから現役ドラフトで上茶谷大河投手(28)、交換トレードで浜口遥大投手(29)、さらに日本球界復帰した上沢直之投手(30)が加入。小久保監督は「倉野コーチと話して、基本的には3人とも先発でいってもらう」と明言。浜口に関してはロングリリーフの可能性もあったが「そこに行く前に先発をしてもらわないといけない。とにかく先発でっていう話はしている」と話した。
新春一発目とあり、衝撃のネタも披露した。昨年の12月25日に現在上映中のホークス映画「REVIVAL-2024 優勝の軌跡-」を福岡市内の映画館で鑑賞した時のことだ。
「エンドロールが終わった後に電気つくやん。電気がついても1人も席を立ってなかった。しかもチケットは8割ぐらい埋まっていたのかな。なんか感動して、電気がついた瞬間にマスクと帽子を外して『来年こそ日本一になります』とガッツポーズしたら、めちゃくちゃどよめいた」
プライベートでまさかの日本一奪回を公開で約束。最前から3列目に座っていた指揮官は、後ろを振り向いて右手拳を握りしめたという。「人生ネタ作り」と語ってきた小久保監督ならではの行動だ。「『メリークリスマス』と言うの忘れていた」と苦笑いで振り返っていた。