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【日本ハム】山崎福也5箇条の目標 キャリアハイ、初本塁打、球宴で汚名返上、観光地巡り


日本ハムの山崎福也投手は、自主トレーニングを公開し、2023年シーズンに向けた5つの目標を発表しました。投手としての活躍を目指し、勝利数、防御率、イニング数でキャリアハイを達成すること、パ・リーグ投手として5年連続安打を目指すこと、新たにプロで初本塁打を記録すること、球宴での挽回を図り2失点以下に抑えること、そして北海道の観光地巡りを計画しています。また、北海道への愛着を示すために、全身をファイターズブルーでコーディネートし、北海道に感謝の意を示すグラブを使用しています。昨季の成績を土台に、さらなる高みを目指しながら、故郷やファンへの感謝を胸に挑む様子が伝えられました。

北海道が描かれたグラブを披露する日本ハム山崎(撮影・宮地輝)

日本ハム山崎福也投手(32)が7日、東京・町田市の母校、日大三で自主トレを公開した。今年の目標に<1>勝利数、防御率、イニング数でキャリアハイ<2>パ・リーグ投手最長に並ぶ5年連続安打<3>初本塁打<4>球宴で2失点以下<5>北海道の観光地を巡る、と5つの誓いを立てた。投打での爆発だけでなく、北海道をより深く知ることもテーマに掲げ、日本ハム愛を熟成させていく。

   ◇   ◇   ◇

山崎は全身ファイターズカラーで、日本ハム愛を体現した。移籍初年度だった昨年は、一部にスカイブルーが入っていたが、今年は上下ウエア、ネックウオーマー、シューズまでブルー一色。「ファイターズブルーを全面に出してきました」。朝は雨が降っていたが、グラウンド脇の道をさっそうと走り出すと不思議と雲が消えて、トレーニングウエアのような鮮やかな青空が顔を出した。

日本一に貢献するための個人ミッションは5つ。投手としては「キャリアハイ。勝ち星もイニング数も、防御率にしても。しっかりいい成績、いい数字を残せるように」。勝利数は23年の11勝超えが最低条件。さらに自己最高だった昨季の投球回147回2/3、防御率3・17を土台に、高みを見据える。

2つ目は得意の打撃面。07~11年に杉内(ソフトバンク)が記録したパ・リーグ投手最長の5年連続安打を目指す。2月の春季キャンプでも打撃練習に取り組む方針で「派手な革手袋をお願いしました。紫とピンクのミックスみたいな」。しっかり準備を整えた上で3つ目の目標「ホームランを打ったことがない。プロ野球人生で1本は打ちたい夢がある」と思い描いた。

4つ目は“お祭り”での汚名返上だ。昨季は球宴に「2番投手兼DH」で出場。初回に鮮やかな左前打を放つも、2回の投球で球宴1イニングワーストの9失点を喫した。「出させていただけるなら、2失点ぐらいにできたら」と、謙虚に話した。

埼玉県出身。北海道の刺しゅうを縫い込んだ新グラブで練習し「北海道で(中3の時に脳腫瘍の)手術を受けたり、お世話になった方もたくさんいるので」。その上で最後の目標に言及。「北海道のいろんなところに行きたい。去年はちょっとびびっていた。雪道というのもあったので。気持ち的に2年目で余裕も出てきたので」。北の大地を満喫し、快投快打のエネルギーを蓄える。【永野高輔】

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