FC町田ゼルビアは8日夜、現時点で合流している選手・スタッフが参加し、2025キックオフミーティングを町田市民ホールで行った。
クラブの「プラチナ・ゴールド会員」を対象とした有観客イベントで、今季のチームスローガン「BE HUNGRY FOR VICTORY」を発表。「一戦一戦の勝利へ貪欲な姿勢を更に高め、常にハングリー精神を持ったクラブである」という指針が示された。
新ユニホームお披露目に続く注目の背番号発表では、昨季プロ1年目ながら日本代表にまで成長したDF望月ヘンリー海輝が6番に出世し、ファンはこの日一番の歓喜の声を上げた。多くの選手が前年の番号を継承する中、横浜から新加入した注目のFW西村拓真は20番に収まった。
選手や黒田剛監督らスタッフは会場の花道を歩いて登場するスタイルで、大歓声を浴びながらハイタッチして壇上に上がった。
サポーターを前に黒田監督は「最低順位が5位、そこをはるかに超えていきたい。各カップ戦も含めた何かのタイトルを絶対に取っていこうじゃないかと、私も就任3年目ですので、やはり形としてこの選手たちとともに、今日お集まりのファン・サポーターの方々と一緒に大きな夢を見ていきたい、希望を持って戦いたいというのが、2025年度のテーマであり目標」と力強く、宣言した。
新加入選手で神戸から加入したDF菊池流帆は明るいキャラクターを前面に押し出し、つかみの部分で「神戸じゃなく、青森山田からきたダビド流帆です」と言って大歓声を浴びた。ちなみに「ダビド」は尊敬する元ブラジル代表DFダビド・ルイスから引用したものだ。
また、札幌から加入したDF岡村大八は、ファンから今年を漢字1文字で例えるなら、という大喜利的な質問に対し「優勝の優です」と回答し、今季はより勝利にこだわるチームのスタンスを強調した。
クラブとファン・サポーターによる一体感に誰もが笑顔。最高の雰囲気を持って、12日からの沖縄・名護でキャンプインすることになる。