セレッソ大阪は6日、タイ代表MFジャルンサック・ウォンコーン(27=BGパトゥム・ユナイテッドFC)の期限付き移籍による獲得を正式発表した。期間は6月30日までの半年間。
関係者によると、結果次第で完全移籍に移行する可能性があるという。
ジャルンサックは168センチ、60キロと小柄ながら、スピードや俊敏性、正確なパスが武器のアタッカーで、右サイドが主戦場。これまでにも、複数のJクラブが関心を示したことがある逸材だ。
タイ代表には24歳でデビューし、24年元日に日本代表と国立で対戦した親善試合にも、石井正忠監督の下で先発。敗退したものの、26年ワールドカップ(W杯)北中米大会アジア2次予選にも出場していた。
今季からC大阪で指揮を執るオーストラリア人のアーサー・パパス新監督も、直近はタイ1部ブリラムで指揮しており、得点力アップのチームの救世主に指名されるかもしれない。
同選手はクラブを通じて「日本でプレーをすることが夢だったので、迷わず決めました。ビッグクラブのC大阪に加入でき興奮しています。私は日本のプレースタイルが好きなので、チームメートから学び、新しい環境に浸りながら、日々自分自身を向上させ、ピッチ上で全力を尽くします」などとあいさつ。
同選手が所属するタイ1部BGパトゥムはC大阪と業務提携しており、22年にはC大阪がタイ代表MFチャウワット・ビラチャードを期限付き移籍で受け入れ、23年にはDF丸橋祐介(現サガン鳥栖)が期限付き移籍でタイでプレーした。