中日から日本ハムへFA移籍した福谷浩司投手(33)が6日、北海道・北広島にあるエスコンフィールドで入団会見に臨んだ。2年契約で総額9000万円プラス出来高(金額は推定)。背番号は「41」に決まった。会見では背番号への思い、1月の自主トレ場所、自身の野球観なども語った。主な一問一答は以下の通り。
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-背番号41を選んだ理由
福谷 稲葉さんも同郷(愛知)ですが、僕が真っ先に出てきたのは、やっぱり浅尾拓也さん。同郷でドラゴンズでもルーキーの頃からお世話になり、移籍するという電話もして、すごく応援してくださった。その(浅尾さんの現役時代の)番号をチームは変わりますけど背負って、浅尾さんみたいな投手に少しでも近づけるようにと今でも思っているので、即決でした。
-大型ビジョンに映っている「Beyond the limit」(限界を超えろ)という言葉は普段から大事にされている?
福谷 そうですね。自分のためのような言葉かなって思いながら見ていました。(日本ハムから)自分に向けた言葉だなと思いましたし、そういった1年に少しでもなるように頑張りたいと思います。
-1月の自主トレの予定は
福谷 基本、名古屋でやっていきます。名古屋でお世話になった人たちへのあいさつも含めて、しっかり名古屋で整理をして。(練習が)できる場所というのは正直、限られている。ドラゴンズの施設は使っていないので、限られた中でやる。これはある意味、自分の中で修行だと思ってやっているので、これはこれで楽しんでやっています。来年以降はおそらくファイターズの施設を使うと思いますけど、楽しんでやっています。
-春季キャンプで捕手陣みんなに投球を受けて欲しい思いは
福谷 たぶん、おそらくブルペンとかで受けてくださるとは思うんですけど、個人的にはブルペンよりもゲームで初めて、そのキャッチャーの本音を含めて分かるところがあって。それが年々、ドラゴンズも若いキャッチャーが増えてきていて、このキャッチャーはこういうことを考えているんだなとか、こういう性格の子なんだなというのも投げながら分かるようになってきた。やっぱりそういったコミュニケーション。やっぱり野球で、試合でプレーすることって一番のコミュニケーションだなって、去年のプエルトリコ(ウインターリーグ)に行って感じたことでもあるので。そういったコミュニケーションを早く取るのを楽しみにしています。
-捕手に求めるものは
福谷 どのキャッチャーも僕を良くしようとしてくれているのは伝わってくるので。だから、それに優劣はないというか。結果的に相性が、というのは出ちゃいますけど、僕は全く気にしていなくて。どのキャッチャーも好きですし、キャッチャーらしさを出してもらえるのが絶対かなと思います。