ベルギー1部コルトレイクから北海道コンサドーレ札幌に3季ぶりに復帰したMF高嶺朋樹(27)が6日、札幌市内で行われた新加入会見に出席した
。昨夏から初めて欧州で挑戦していたが、9年ぶりJ2に降格した古巣での戦いを選択。決断について「やっぱりJ1に上げたい、J1でタイトルを取りたいっていう思いが自分の中で強くあった」と話した。
札幌の下部組織出身。海外にいても、地元クラブを常に気にかけていた。時差がある中、札幌の試合をチェックした。ベルギーではリーグ戦19試合に出場し、先発は11試合。「自分自身通用したと思っている」と手応えを得た。「自分のパフォーマンスを発揮してJ1に本当に導きたい」と経験を還元するつもりだ。
23年に柏レイソルへ移籍した時に掲げた日本代表入りの目標は、変わらない。「まずJ1に上がらないことには、日本代表というのもかなり難しくなってくると思う」と考えるが、まずはチームのために力を尽くす覚悟。「J1に上がることだけを考えてやっていきたい」と決意をにじませていた。22年まで背負った番号と同じ「6」の赤黒のユニホームが似合っていた。【保坂果那】
◆高嶺朋樹(たかみね・ともき)1997年(平9)12月29日、札幌市生まれ。札幌U-12、15、18から筑波大に進学。20年に札幌入りし、23年柏に完全移籍。24年7月にコルトレイクに完全移籍。J1通算136試合4得点。177センチ、74キロ。利き足は左。