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【阪神】年賀式で藤川球児監督あいさつ「順調であることを疑い、不安が正解と思えれば一番上に」


阪神タイガースの年賀式が兵庫県西宮市で行われ、藤川球児監督が新年の決意を述べた。藤川監督は球団全体の一体感を求め、「新たな船出」として2025年に向けた力強いメッセージを発表した。彼は「不安であることが正解」など独自の哲学を語り、監督として熱心に戦う意欲を見せた。また、粟井一夫球団社長は球団の90周年を祝いつつ、未来の100周年にも視野を広げ、リーグ優勝と日本一の奪還を目標に掲げた。ファンへの感謝と歴史へのリスペクトを忘れず、世代を超えて愛される存在であり続けることを誓った。チームと球団全体が一体となり、全員がキャリアハイを目指して取り組む姿勢を強調した。

年賀会であいさつする阪神藤川監督(撮影・前田充)

阪神は6日、兵庫県西宮市の球団事務所で年賀式を行った。

年初のあいさつに立った藤川球児監督(44)は球団職員に向けて「全ての力を、中心に集まるようにこだわってほしい。今日から新しい船が出発します。2025年、私とこの前に並んでいる(幹部の)皆さんでかじ取りをします。日々順調であることを疑って、不安であることが正解と思えるような、そんな組織が最後、一番上にいるんじゃないかと思っています。監督として泥くさく、激しく戦っていきたい。皆さんにもぜひチーム内外で力を発揮してもらって、最後に素晴らしい1年の締めくくりを迎えたいと思います」と力を込めてメッセージを発した。

今季は球団創設90周年の節目。粟井一夫球団社長(60)は「今までも、これからも応援していただいているファンの皆さまへの感謝。90周年の歴史をつくってくださったすべてのプレーヤーへのリスペクト。この感謝とリスペクトを絶対に忘れないように。2つ目は世代を超えて愛され続ける球団であり続けること。3つ目は、次の100周年に向けて、挑戦し続ける球団であり続けること」とコンセプトの再確認を行った。

さらには「目標はリーグ優勝、日本一の奪還です。ユニホームを着ている皆さんだけではなく、ここにいる全員が自分の役割を理解して、役割を果たすこと。これがチームプレー。今まで仕事をしてきた人生の中で今年が一番よく仕事できたなという、キャリアハイの年にして、これを全員がすれば必ず奪還できます」と強く訴えかけた。

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