ニューヨーク・タイムズは、今年行くべき場所「52 Places to Go」の2025年版を発表した。日本からは富山市と大阪市が選ばれた。
富山市は、「日本アルプスと日本海に囲まれ、能登半島の玄関口となっている。能登半島は地震と集中豪雨で壊滅的な被害を受け、現在も復興の途上ではありますが、復興努力の一環として観光客の誘致に取り組んでいる」と紹介。建築家の隈研吾氏が設計した富山市ガラス美術館、9月初旬に開催される「おわら風の盆」、富山城址公園、「ワインバーアルプ」、居酒屋「飛騨」、キーマカレー専門店「スズキーマ」、喫茶店「珈琲駅ブルートレイン」、バー「ハナミズキノヘヤ」を紹介した。
大阪市は、梅田貨物駅の再開発地区であるグラングリーン大阪や、4月にオープンするヒルトンの最上級ブランド「ウォルドーフ・アストリア大阪」や2024年にオープンした「フォーシーズンズホテル大阪」といった高級ホテル、4月から開催される大阪・関西万博などを挙げた。
発表は2005年から毎年行われており、2014年には年間の週数に合わせて52か所とした。2005年は、「スマートフォンやInstagram、Googleマップもなく、ほとんどの旅行者は紙のリスト、トラベラーズチェックを持っていたかもしれません」として、旅行環境は劇的に進化したと評価。「変わっていない点は何でしょうか」と問いかけた。