巨人ドラフト1位の花咲徳栄・石塚裕惺内野手(18)が3日、千葉・佐倉市内の長嶋茂雄記念岩名球場で自主トレを公開した。
時折雨も降る中で約1時間半、ノックや打撃練習などで体を動かした。同球場は、長嶋茂雄終身名誉監督(88)が13年に「佐倉市市民栄誉賞」を受賞したことを記念して現在の名称に変更された。そんな球場で25年を本格的にスタートさせ「素晴らしい球場でできたのでテンションも上がりましたし、いい時間になったかなというふうに思います」と振り返った。
ドラフト1位で巨人から指名を受けた後は、忙しい毎日を過ごしたが、年末年始は実家に帰省。「年越しは家でゆっくりしてました」と笑顔で話した。この日は父康直さん(49)や弟太惺さん(15)も練習をサポート。「新鮮というか、小さい頃を思い出す感じですね」と、楽しいひとときを過ごした。
プロ入りに向けて準備を着々と進めている。「打率を残せてホームランも打てるようなバッターで、自分が目指すような選手像」と、ソフトバンク近藤モデルのバットを発注。ロングティーでは、寒空の中でも快音を響かせた。まもなく始まるプロ野球生活に向けて「高卒野手で、坂本さんであったり岡本さんであったり浅野さんは、みんな(1年目に)初安打を記録していたと思うので、自分もそこに続けるように」と意気込んだ。