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【ドラフト連載】「ミスター0」智弁和歌山・宮口龍斗「155キロ目標」理想投手は「藤川球児」


智弁和歌山高校の宮口龍斗投手が、152キロの速球と秋の公式戦で防御率0.00を記録した実績で注目を集める。2年生ながら、来春に155キロへの球速向上を目指し、体重を増やして筋力トレーニングに励んでいる。宮口は、高校野球界での将来性を期待される選手の一人であり、特に阪神の藤川球児を理想とする投手スタイルで、指をくっつけた独特の投法を採用。彼は2025年シーズンに向け、さらに進化を期待される存在。今後のセンバツ大会でのさらなる飛躍を目指す中、甲子園での活躍も大いに期待されている。

智弁和歌山・宮口龍斗(2024年10月撮影)

<高校生編>

未来のスターを要チェック!全3回の新春ドラフト候補企画第1弾は、高校生編。最速152キロを誇る智弁和歌山の宮口龍斗投手(2年)は昨秋、防御率0・00を誇った「ミスター0」。25年のドラフト戦線にも将来性豊かな高校生がそろっている。

   ◇   ◇   ◇

智弁和歌山の宮口の肉体は秋と比べて明らかに進化を遂げていた。最速152キロ右腕は「春までに155キロは目標にして、最低でもMAX更新を目標にしてやってます」。秋季近畿大会では83キロだった体重が、約1カ月半で87キロまで増量に成功。この冬は投球練習を減らしてトレーニング中心に練習を行い、筋肉が肥大化して厚みを増していた。

秋は背番号11を背負い、エースナンバーを背負う渡辺颯人投手(2年)に負けじと存在感を発揮した。秋季和歌山大会ではリリーフの役割を任され、3試合計4イニング投げ無安打無失点。近畿大会決勝の東洋大姫路(兵庫)戦でも強力打線を相手に3回無失点と好投し、3試合で救援して連続無失点を継続し、今秋は防御率0・00で終えた。

「いいイメージで終われてるんで。これ以上に球速と制球力をこの冬に上げて、センバツでもっといいピッチングをできるようにしていきたいです」

理想の投手は「藤川球児」だ。父の影響で虎党となり、親子そろって現阪神監督のファンだという。「打たれない真っすぐは有名ですね。指をくっつけるであったり、結構参考にさせてもらっています。すごく回転がかかるので」と人さし指と中指をつけて直球を投げることを継続している。

高校ラストイヤーに向けて「結果でチームを引っ張れる存在になりたいです」と力を込めた。25年シーズンの怪物候補が、甲子園の頂点を目指して牙を磨く。【古財稜明】

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