<全国高校サッカー選手権:静岡学園2-0広島国際学院>◇29日◇1回戦◇浦和駒場
広島国際学院は返り討ちにされた。昨年2回戦でPK勝ちした静岡学園との再戦は完封負け。前半17分に中央突破を許し、失点。相手の圧力に屈し、前半40分間はシュートも打てなかった。
反撃を試みた後半も守備の時間が長く、得意のカウンターも不発。同25分に追加点を許して力尽きた。80分間のシュート数は「2-16」。スコア以上の完敗だった。
初出場した昨年は3回戦まで駒を進めたが、2度目の出場となった今年は初戦で涙をのんだ。谷崎元樹監督(41)は「相手が相当なモチベーションで臨んでくるのは分かっていたけれど、その圧力と気迫に圧倒されてしまった。ただ、中学時代の経験値を考えれば、よくここまでこれた。それは選手の努力のたまものだと思う」とねぎらった。