西武の高橋光成投手(27)が28日、自身がたちあげたブランド「DK3」で主催する野球教室を都内で開催し、子どもたちとふれあった。
野球教室のテーマは「ENJOY CAMP」。キャッチボール以外にも自身のトレーニングコーチを任せる清水忍氏や、自身の栄養士を務める江口聖子氏に“親子授業”を依頼。「初めて自分が企画したイベントが無事に終わって良かったです。栄養やトレーニングなど、僕がいつも見ていただいている方々のお話を聞けるというのも、子どもたちにとって貴重な時間になっていればなと思います」と振り返った。
一般的な野球教室はすでに少年野球チームに属している子どもたちの参加が多いものの、小学生以下に限定したこの日は、野球未経験の子どもや女子児童も多かった。「野球に限らず、いろいろなことを楽しむことを知ってほしいなと思います」と願い「みんなエネルギーがとんでもなく高くて、僕も逆に力をもらいました」と感謝した。
そのエネルギーを一気に引き出した陰のMVPもいた。この日の司会、本拠地ベルーナドームでスタジアムMCを務める首藤優美氏だ。こういったイベントでお決まりの「皆さん、おはようございま~す」で子どもたちの声量が“中”だったいなや、戸惑うことなくベクトルを変更。
「みんな、知ってる? 大人はね、本気出すともっとすごい声出せるんだよ。ね、聞かせてもらおっか。保護者の皆さん、おはようございま~す」
「おはようございま~す!!」
そこから差し戻しての子どもたち部門は特大声量で、一気に熱気ホカホカ。「大人たちが盛り上がれば…ですからね」と首藤氏はさすがの手腕。その道のプロたちが、子どもたちの年末を彩った。【金子真仁】