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【横浜】元日本代表DF畠中槙之輔がC大阪へ完全移籍「一生の宝物、最高に楽しかった7年間」


横浜F・マリノスの中心選手であり元日本代表のDF畠中槙之輔が、セレッソ大阪へ完全移籍することが発表されました。畠中は東京ヴェルディからマリノスに加入し、J1リーグで145試合に出場。彼は横浜F・マリノスでの7年間を振り返り、多くの感謝の意を表しました。初めてJ1でプレーした際の感動や、ファンの熱い応援、市長の影響力を感じたこと、そして大怪我からの復帰に向けた困難な時期を支えてくれたスタッフへの感謝の気持ちを語りました。畠中は、新しいチームとの出会いを機にさらに成長を遂げ、将来の対戦を楽しみにしています。

畠中槙之輔(2024年5月3日撮影)

横浜F・マリノスは28日、元日本代表DF畠中槙之輔(29)がセレッソ大阪へ完全移籍すると発表した。

東京ヴェルディから加入し、7シーズンでJ1リーグ145試合3得点。タイトルを手にするなどクラブの中心選手として活躍した。

畠中はクラブを通じて長文メッセージで思いを伝えた。内容は以下の通り。

     ◇  ◇

来シーズン、セレッソ大阪に移籍することになりました。

まず初めに、今シーズンも最後まで最高な応援をありがとうございました。

シーズン初めに掲げていた目標のタイトル獲得は、僕の力不足もあり、叶いませんでした。

皆さんと喜びを分かち合えなかったことは本当に悔しかったし、申し訳ない気持ちです。

振り返ってみると2018年8月、まだJ2での実績しかなかった僕に夢や希望とチャンスを与えてくださったこの横浜F・マリノスには本当に感謝しかありません。

F・マリノスでの約7年間は僕にとってかけがえのない、一生忘れることのできない宝物になりました。

まずデビュー戦となった天皇杯でのベガルタ仙台戦。

負けてしまったけれど、デビュー戦でゴールを決めた時のあの三ツ沢の光景、ファン・サポーターの声量、熱気、今でも忘れられません。

『これがJ1か、これがF・マリノスなのか』と、今でも鮮明に覚えています。

また、アウェイでの試合の時、どんなに遠くの海外だったとしても、常にたくさんのファン・サポーターの方々が応援に駆けつけてくれているのを見た時は、本当に心強くて、たくさん背中を押してもらいました。

その中でプレーするのは本当に楽しかったし、プレーする喜びがそこにありました。

夢のまた夢だった日の丸を背負って戦うチャンスも掴めましたし、何よりJ1優勝を2度も皆さんと一緒に経験することができて、言葉に表せないくらい最高な瞬間をたくさん味わえました。

それと共に悔しい思いもたくさんしました。

優勝争いをしている最中での2度の大怪我。後一歩届かなかったACLのタイトル。

なかなかチームに貢献できない苦しい時期を過ごしましたが、チームメイトやコーチングスタッフ、メディカルスタッフ、ファン・サポーターの皆さんに支えられました。

ここには書けないくらい、トレーナーの日暮さんとたくさんぶつかりました。

それでもちゃんと復帰できているのは、やっぱり日暮さんのおかげだと思います。この場をお借りして感謝したいと思います。ありがとうございました!

そして2度の大怪我からの復帰戦、ファン・サポーターの皆さんが歌ってくれたチャントは今までで1番大きく聞こえ、とてもうれしく、体に響き染み込んできたことを今でも忘れません。

ピッチに戻るために必死に長いリハビリを頑張ってよかったと心から思いました。本当にありがとうございました。

どのチームにもあるように、今F・マリノスはまた新しく生まれ変わる時期だと思います。新しい監督になって、戦術も浸透するのに時間がかかるかもしれません。

ただ、間違いなく選手たちの持っている熱量だったり、クオリティがあれば最高なサッカーができると信じています。

僕がたくさん背中を押してもらえたように、横浜F・マリノスのエンブレムを背負ってこれからも戦い続ける選手たちをまた力強く支えてあげてください。

僕はまた自分と向き合いさらに成長して、来シーズンさらに進化したF・マリノスと対戦することを楽しみにしています。

最高に楽しかった7年間、本当にありがとうございました!

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