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【高校サッカー】大分鶴崎MF志賀杏陸主将「100点満点」マイクトラブル動揺なく宣誓/開会式


全国高校サッカー選手権の開会式で、大分鶴崎高校の志賀杏陸主将が力強く選手宣誓を行った。志賀主将は48校の代表として「自分を信じ、仲間を信じて全力でプレーする」ことを誓った。彼は観客の前で話す経験がほとんどなく、初めての選手宣誓だったが、「100点満点」と笑顔で答えた。選手宣誓には、災害やコロナ禍だけでなく、パリオリンピックやW杯などの明るい話題を多く取り入れたことが特徴的。これにより、「明るい大会の幕開けになるように」との思いが込められている。志賀主将は帝京大可児との初戦を「全力で勝利を目指す」と意気込みを語った。

全国高校サッカー開会式で選手宣誓する大分鶴崎の志賀主将(左)(撮影・江口和貴)

<全国高校サッカー選手権>◇開会式◇28日◇国立競技場

48校の代表として選手宣誓を務めた大分鶴崎MF志賀杏陸(あんり)主将(3年)が「今までやってきたことを信じ、自分を信じ、仲間を信じ、終了の笛が鳴るまで全力でプレーすることをここに誓います」と力強く宣誓した。

これまで大勢の前で話す機会はほとんどなく、初めての選手宣誓だったが「100点満点」と笑顔。途中、マイクトラブルもあったが「全然大丈夫でした」と動揺はなかった。顧問3人の先生の添削を受けたのち、最後は自身がまとめ、約1週間で作り上げた。

近年、災害やコロナ禍に絡めた選手宣誓が多い中、志賀主将は今年の夏に行われたパリオリンピックやW杯アジア最終予選を戦う日本代表関連の内容が中心だった。「ここ最近、暗いニュースを入れている(選手)宣誓が多かったので、ここで暗いニュースよりも明るいニュースを入れて、明るい大会の幕開けになるように、明るい部分を多めに入れました」とこだわり抜いた宣誓だった。

チームの初戦は31日、帝京大可児(岐阜)と対戦する。「地区大会でもいろんな仲間の涙をみてきて、そういう選手たちの思いも背負って出場しているので、プレーでは常に全力で、最後まで手を抜かずに勝利を目指して頑張っていきたいです」と、代表としての覚悟を示した。大舞台での満点宣誓。このままの勢いでまずは、チームの目標である初戦突破へひた走る。【木村有優】

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