ヤクルトに今年も“燕軍”がやって来る。ともに元監督で球団OBの古田敦也氏(59)、真中満氏(53)が来春1軍キャンプで臨時コーチに就任する見通しとなった。第2、3クールの予定。古田氏は5年連続、真中氏は3年連続となる。オファーを出した高津監督は「チームを強くするためにいろんな人の手をお借りしたいと。応援してくれてる方、もちろんOBの方、期間は短いですけれども、チームを応援して強くなってほしいと思う気持ちが強いおふたりになんとか力を貸していただきたいと、そういう思いが強くて」と理由を明かした。
捕手出身の古田氏、外野手出身の真中氏、現監督の高津氏は投手出身ということもあり、多角的な視点での意見交換が可能。ブルペンでは、古田氏の多彩な知識がバッテリーの成長の糧となる。真中氏は現役時代に「代打の神様」と称され、07年にともに日本記録となる年間代打起用回数(98)、年間代打安打(31)を樹立。卓越した勝負強さを学ぶ絶好の機会だ。高津監督は「僕らが見えないところが見えてるし、もちろん内部にしかわからないこともたくさんあるけれども、そういう視線で目線でずっと1年間見ていただいてると思う」と刺激を求めた。