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【DeNA】「ポスト宮崎」にらんだ三森獲得、内野層厚くし牧の弾力的起用も/トレードの思惑


DeNAの浜口遥大投手とソフトバンクの三森大貴内野手のトレードが成立しました。DeNAは今オフにおける補強のポイントとして投手陣と内野手の強化を掲げており、三森選手の獲得で内野の層がさらに厚くなりました。三森選手は主に二塁手として起用される見込みですが、オースティンや宮崎の休養日には一塁や三塁でも活躍できるオプションをもたらします。投手陣の強化としては、ドラフトで即戦力となる選手を指名し、他球団から戦力外通告を受けた選手も育成枠で獲得しています。DeNAは27年ぶりのリーグ優勝を目指し、戦力の補強を続けています。

三森大貴(2024年撮影)

DeNA浜口遥大投手(29)とソフトバンク三森大貴内野手(25)の交換トレードが23日合意に達し、両球団から発表された。

   ◇   ◇   ◇

DeNAはシーズン3位からCSを勝ち上がり、26年ぶりの日本一を達成したが、今オフの補強ポイントが投手陣と内野手だった。三塁宮崎、二塁牧、一塁オースティンは不動のレギュラーで、遊撃はシーズン終盤に森敬が台頭。ただ、三塁の宮崎は休養を与えながら起用する方針で、「ポスト宮崎」の存在は近未来の課題だった。

現在、チームには林、石上、井上ら若手とともに、ドラフト3位で加藤響内野手(22=四国IL・徳島)を指名した。京田、柴田ら経験がある野手も控える中、三森の獲得でさらに層を厚くすることに成功。本職は二塁で、二塁のレギュラーの牧をオースティン、宮崎の休養日や試合途中から一塁、三塁で起用するオプションも可能となる。

今季、リーグ5位の防御率3・07だった投手陣は、ドラフト1位で竹田祐投手(25=三菱重工West)を指名し、同2位には篠木健太郎投手(22=法大)と上位で即戦力投手を指名した。さらに阪神から戦力外通告を受けた左腕岩田、ソフトバンクから戦力外通告を受けた左腕笠谷を育成で獲得。27年ぶりのリーグ優勝に向け、着々と戦力を補強している。【久保賢吾】

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