オリックス宮城大弥投手(23)と曽谷龍平投手(24)が21日、大阪市内でトークショーを行い、来季の計30勝を宣言した。
すでに来季の開幕投手に内定している宮城は「結果的に2人で15勝ずつ、30勝できれば、ある程度は貯金できて、今(今年)の順位にはいない」とイメージ。左腕2人によるチームけん引を期待され、曽谷も「そう言ってもらえるように頑張るだけ」と気合十分だ。
昨季10勝の宮城は今季、左大胸筋の筋損傷で約2カ月離脱。防御率1・91ながら規定投球回には届かず、7勝9敗と負け越した。一方の曽谷は今季7勝11敗、防御率2・34と飛躍。2人がともに15勝レベルの働きを続ければ、今季5位からの来季V奪回も現実味を帯びてくる。
この日は侍ジャパンの投手コーチに就任した球団OBの能見篤史氏(45)もトークショーに参加。後輩左腕2人は26年WBCダブル選出にも意欲十分だ。
23年WBC世界一メンバーでもある宮城は「(前回は)大事なところで投げられなかった。悔しいし、もう1度皆さんと一緒に優勝したい。ケガをせずに、しっかりやるべきことをやって呼ばれたい」と力強い。曽谷は「もちろん目指すところ。まずは来年のレギュラーシーズンでしっかり活躍できるように」と冷静に大舞台を狙う。【中島麗】