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宮本慎也氏、上沢直之のソフトバンク移籍に「義理がなくなった…」上原浩治氏と対談中にショック


元プロ野球選手の宮本慎也氏と上原浩治氏がYouTubeで対談し、米大リーグから日本にFA移籍した上沢直之投手について語り合った。特に、上沢投手の移籍方法が日本野球界の「抜け穴」問題を浮き彫りにしたと指摘。この方法は、ポスティングシステムを利用して短期渡米し、その後日本球団へ復帰するというケースである。二人はこの制度が日本人の義理を欠くものとして批判的で、特に移籍金が低いことが問題であると指摘した。宮本氏は移籍金が低額でも球団の利益が保たれる制度改革を提案し、上原氏もFA取得前年のみの規制を提案した。

宮本慎也氏(2023年2月撮影)

元ヤクルトの宮本慎也氏(54=日刊スポーツ評論家)が公式YouTube「解体慎書」を20日までに更新し、巨人、レッドソックスなどで活躍した上原浩治氏(49=日刊スポーツ評論家)と対談。米大リーグのレッドソックス傘下3AウースターからFAとなった上沢直之投手(30)が、4年総額10億円プラス出来高でソフトバンク入りすることなどを語り合った。

上沢は日本ハムからポスティングシステムで昨オフにメジャー移籍したばかり。上原氏が「上沢がソフトバンクに…」と切り出すと、宮本氏は「えっ、決まったの? うそー」と驚いた。

上原氏から「それが今問題になっている。抜け穴だって。自分がFA取る前の抜け穴として、アメリカに1年行って、すぐ帰ってくるという風に問題になってる」と振られると「なんか日本人の大事にしていた義理とか、そういう部分がもうなくなったね」と語った。

上原氏は「ポスティングというルール自体がダメなんですよ。佐々木朗希にしてもそうじゃないですか。高卒で5、6年で行けるわけです。それはどうなのってなってくる」と指摘。宮本氏も「こういう抜け道ができたというのは…。実際に山本由伸とかは移籍金が球団に入ってくる。それなら100歩譲って、まだいい。上沢、いくらか知ってます?」と質問。山本由伸のオリックスへの譲渡金は約70億円で、上沢の日本ハムへの譲渡金は約90万円だったことも話題にした。

「ちょっとショックやな。なんか。これは本当に良くない話ですね。僕はどちらかというと佐々木朗希以上に良くない。佐々木朗希の場合は100歩譲って、球団がいいって言ったからしょうがない部分はあるじゃないですか」と続けた。

現状では海外FA権を取得する前に、球団が認めればポスティングシステムで大リーグ移籍を目指すことが可能になる。改革案について、上原氏は「FA取る前年しか認めませんとした方がいい」。宮本氏は「移籍金20億円以上。20億円ぐらい入ったら、補強費にもなる。そこが線かと思ってます」と語った。

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