巨人から海外FA権を行使してオリオールズと1年1300万ドル(約19億5000万円)で契約した菅野智之投手(35)が19日(日本時間20日)、オンラインで入団会見を行った。
オリオールズとの契約を決めた理由には「やっぱり1番熱意を感じましたし、素晴らしいピッチングスタッフもそろっていましたし。キャッチャーももうメジャー屈指のキャッチャーっていうことで、シンプルにそういう強いチャンピオンシップを狙えるチームと契約したいなっていう気持ちでした」と説明。オリオールズは昨季101勝を挙げ地区優勝を果たし、今季も91勝でリーグ2位と2年連続でポストシーズンに進出。強打のアドリー・ラッチマン捕手の存在も入団の決め手となった。背番号はまだ決まってないという。
オリオールズが所属するア・リーグ東地区はヤンキース、レッドソックスなど強豪がそろう。「本当に素晴らしいリーグに入れたなって思います。僕自身もずっとこう強い歴史のあるジャイアンツって球団でプレーさせてもらってたので、そういう巡り合わせも今回よかったんじゃないかなと思います」とコメント。本拠地オリオールパークは改修で来季から左翼が狭くなり、さらに投手不利の球場となるが、それについては「知ってましたし、僕はゴロをたくさん打たせるピッチャーなので、狭くなった分よりそういう意識を強く持って投げることができると思うので、プラスに考えたいなと思います」と前向きにとらえていた。