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【ロッテ】FA加入の石川柊太が入団会見 移籍熱望の吉井監督は「少し盛りました」/一問一答


ソフトバンクからフリーエージェント権を行使し、ロッテに入団する石川柊太投手(32)がZOZOマリンで入団会見を行いました。石川は吉井理人監督から背番号「21」を受け取り、ロッテの先発陣の柱としてフル回転を誓います。会見では、ロッテ入団の理由として現場とフロントの一体感を感じたことを挙げ、吉井監督の熱意も響いたと語りました。ソフトバンクでの経験を活かし、チームの一員として貢献する姿勢を示し、1年間を通じて25試合以上の登板を目指す意欲を見せました。また、ZOZOマリンスタジアムでの投球に自信を持ち、新たな環境での挑戦に向けて準備を進める考えも示しました。

入団会見でユニホームを着て笑顔のロッテ石川柊。右は吉井監督(撮影・鈴木みどり)

ソフトバンクから国内FA権を行使し、ロッテに入団する石川柊太投手(32)が19日、ZOZOマリンで入団会見に臨んだ。チームの先発陣は、佐々木朗希投手(23)がポスティングシステムでメジャー移籍を目指し、外国人左腕のメルセデスとカイケルは自由契約で去就が不透明な状況。吉井理人監督(59)から背番号「21」を譲り受け、先発陣の柱としてフル回転を誓った。吉井監督の背番号は来季から「81」となる。

石川柊の主な一問一答は以下の通り。

(冒頭あいさつ)

吉井監督 FAで石川君がマリーンズに来てくれることになりました。去年の時点でFAなるのしっていて、来て欲しいと思っていた。とてもうれしい、大活躍を期待します。

石川柊 吉井さんの熱意にこたえられるように、期待に応えられるように頑張りたいです。

-今の気持ちは?

正直、実感はあまり湧いてこないですね。ここ(ZOZOマリン)に向かってくるときに「この道をここから何回通るんだろう」とかいろいろ考えたりする中で、実感が湧いてくるのかなと思うのが正直な感想です。

-何度も戦ってきたチーム。ロッテの印象は

自分の中では相性がいいと言われてますが、本当に紙一重ですごく手ごわいイメージがあるし、ホークス時代ホーム(みずほペイペイ)で戦っている時はビジターとホーム遜色ないくらいの熱い声援があった。

-5球団での争奪戦。ロッテ入団の理由は

吉井さんもさっきおっしゃったように、FAをとるのをわかっていた上で見ていてくれていたという言葉は響きましたし。現場とフロントとの一体感が、自分の中ではそれが一緒に伝わったのが大きかったんじゃないかなと思います。

-ZOZOマリンで強い。球場のイメージは

それはもう本当に運によるものでもあるので、一概には(強いとは言えない)。自分の中では風が強いところに対して、結果的にそういう結果が生まれているのは自信にもなっている。年間どれぐらい投げるか分からないが、(登板数が)増えれば増えるほどいい成績につながるとは思う。元々マウンドや雰囲気は好きで、投げやすい球場だとは感じているし、ホームで戦えるのはプラスに働いてくれると思っています。

-背番号は21。選んだ思いは

交渉の中で「この番号ではどうだ」という話を聞いたときに、吉井さんが「21をあげてもいいよ」ということをボソッと言ってもらって。自分の中では21ってすごくかっこいいなと思っていましたし、そう言っていただけるというのを意気に感じてじゃないですけど、この番号を背負って戦うことにすごく意味を感じますし。自分で選んだというか、そう言っていただけることにすごくうれしく思った。そういう経緯で選ばせていただきました。

-どういうところに21番は特別だと感じるか

ホークスだと和田さんが付けていて「かっこいいな」と思っていましたし、数字、ニュアンスですかね。いろいろと付けてみたい背番号は野球をやっているとあったりするんですけど。その1つであったので、それを背中につけて野球ができるということを想像すると、ワクワクするというのはありましたね。

-吉井監督へ。どのような思いを伝えたか

絶対に来てほしいなと思いましたので。少し盛りましたけど(笑い)。いろいろ言わせていただきました。

-どんなところを評価しているか

先発ピッチャーとして、しっかりと1年間投げてくれる投手というのは知っていたので。(長い)イニングも投げられるのは分かっていましたし、マリーンズには必要な選手というのは少し盛りながら話をしました。

-どういった活躍を期待するか

ローテーションを1試合も離脱することなく。具体的に言えば25試合以上は投げてもらいたいなと。

-石川投手へ。来季の意気込みを

今、監督が言われた通り25試合、それ以上を投げられるように。その覚悟でここに来ることを決意した部分もあるので、そういう風に思って準備をして、戦いに備えたいなということですね。

-ソフトバンク打線と対戦することになる

手ごわい打線。数字的にみても手ごわいというのは一目瞭然なので、しっかりと準備した上で戦いを挑む。それに尽きるんじゃないですかね。

-吉井監督からも25試合登板と。移籍初年度で特にこだわる数字は

イニングをしっかりと投げていけるように。内容が伴ってくるとイニングを伸ばしていけるっていうのもある。投げたい気持ちだけじゃ投げられないだろうし。それ(内容)が良くないと長いイニングは投げられないので、そこは自分の投球の質を見直すところでもありますし。(長い)イニングを投げられるようにしていきたいのが一番です。

-ロッテの先発投手陣の印象は

種市とかは一緒に自主トレとかやってまして。そういう視点から見てましたけど、やっぱり良いところがあると思うので。そういったところで、自分の年齢が(27日で)33歳になるので、比較的年下の人が多いと思うんですけど。そういったときでも、たくさん話を聞いて、自分の中でもレベルアップしていきたいですし。ベテランの方々もたくさんいらっしゃるので、そういった経験もしっかり学んで、自分のレベルアップにつなげていけるように、コミュニケーションをとっていきたいなと思います。

-ロッテ入団を決めるにあたって誰かに相談したか

いろんな選手に相談はさせてもらいました。妻(元AKB48でタレントの大場美奈)とも結構話したり、一緒に交渉に同席してもらったので。その中で主観的にどうだったかっていう話も、すごく自分の中ですり合わせて話を聞きましたし。選手で言えばいろいろ(な選手に相談)したんですけど。でもロッテにいた選手に話を聞くっていうのは多かったです。福田秀平さんとかにも話を聞いたり。でもチームの中でもいろんな、みんなに聞いたっていうのが一番ですかね。

-石川姓が3人に、どう呼ばれたいか

石川が3人いますし、まあでも「石川」って言われるより「柊太」って呼んで欲しいと前から思ってましたし。発信するタイミングがあればなと思ってたので、このタイミングだなってい思いました。「柊太」って呼んでください。

-ネクタイが水色の理由は

いろんな思いから水色を選ばせていただきました。

-ZOZOマリンで他の球場よりも扱いやすい変化球は。

カーブはめちゃくちゃ扱いにくくなる、というのがあるんですけど。それがストライクゾーンに決まると脅威になるっていうのもわかっているので。そこは本当に丁寧にやっていきたい。ストレートは扱いやすいというか、バッターの反応が一番変わるんじゃないかなと思っていますし。風がないのが、僕の中では投げやすいと思っているし。そこは投げてみて感じていければなと思います。

-今年フォアボールが少なくなった要因は

メカニック的に見直したっていうところと。今までいろいろやってきた中で、自分で照らし合わせてどう作り上げていくかっていうのを集中していけたっていうのがまずあって。あとは本当にストライクゾーンで勝負していく中で、「フォアボール出すぐらいだったら打たれた方が」と、当たり前みたいな話ですけど。フォアボールを出すっていうのが、一番反省のしようがないので。打たれた方が次回反省できるというところで、集中して球数を少なくしていけたのかなと思います。

-吉井監督へ、21番をあげてもいいと言った思いは

21番、石川が好きかどうかはわからないんですけど。たぶん和田先輩がつけていた21だからカッコいいと思うだろうなと。もともと21番は誰か活躍した選手にあげようと思っていた番号で、ピッチャーや野手がつけてもいい番号なので、選手がつけるべきだなと思って言ったのと。毎日ユニホームに袖を通して背番号を見るので、できれば着替えて機嫌良く野球やってほしいなと思って「いいよ」というふうに言いました。

-来季開幕カード3連戦のソフトバンク戦(みずほペイペイ)に投げる可能性は

可能性はあります、まだ来季のことを、外国人の補強も含めてチームのメンバーが決まっていないので、何も考えていないというのが正直なところですけど。そういう意味でも可能性はあると思います。

-今後の自主トレ等の予定は

年内は1回福岡に帰ってやって、年末は関東に帰ってきて練習して。もう年明けたらすぐ沖縄に行く流れです。

-例年通りメッツ千賀投手らと一緒か

そうですね、はい。基本的にはそこがメインなので。

-今年1年振り返ってどのようなシーズンだったか

11年目にして、まだ経験できないことを経験できたなと思った1年だったので。投げるところがない中で、そこでどう自分を保っていくかっていうか、モチベーションを保ったりっていうのもすごく大変な序盤でしたし。中盤は2軍に行って調整してたっていう経験も、今まではほとんどない経験だったので。それもすごく自分の中では、自分を見つめるっていうのも大きな経験で、その中で見いだしたものっていうのは、すごく大事だなって思った中で、後半戦は結果が出たので、すごい怒濤(どとう)の1年だったなというところですかね。

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