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仙台育英で甲子園Vの立正大・仁田陽翔は「大事な試合を任せてもらえるように」と戦国東都で励む


立正大の仁田陽翔投手は、大学野球1年目のシーズンを振り返り、環境の変化に適応し自分の時間を見つけて練習することの重要性を感じたと述べました。仙台育英高校出身で、2年生の夏には全国優勝に貢献。高校時代には最速151キロを記録したが、大学での成長テーマとして制球力の向上や変化球の開発に焦点を当てています。東都リーグ2部での1勝と3位という結果により、来シーズンの1部昇格が明確な目標となっており、安心感のある投手を目指しています。仁田は、重要な試合で投げられるような強い投手になることを目指して努力を続けています。

佐々木朗希の地元大船渡の後輩、立正大・仁田(撮影・金子真仁)

東都リーグ2部の立正大は19日までに、今季の全体練習を終えた。

仁田陽翔投手(1年=仙台育英)は「環境もガラッと変わって、その中でも自分で時間を見つけて練習したりというのが本当に大事になってくることを感じました」と、大学野球1年目を振り返った。

仙台育英(宮城)では2年夏に全国優勝に貢献した。メジャーに挑戦する佐々木朗希投手(23)の小学、中学の後輩ということも合わせて話題になった。

「甲子園優勝の事実は自信に変えて、でもおごることは絶対にないように。甲子園でも大して結果を出していないので、おごることもなかったですけど、そこは気を付けてやってきました」

高校時代に最速151キロをマークしているが、その数値は1年たっても変わっていない。「今年はまず制球力をつけることをテーマに、シャドーやキャッチボールの工夫を。力いっぱい投げての151キロでしたけど、今年は脱力していい球が行くことを意識していました。あとは新しい変化球。そういうところに集中していました」と、球速が上がらなかったのは狙い通りの一面もある。

1年目は個人では1勝のみだった。東都2部で今秋は3位に終わった立正大にとって、1部昇格は明確な目標になる。

「東都は1つ勝てば1位が見えて、1つ負ければ入れ替え戦も見えてしまうような環境です。もっと安心してもらえる投手になって、大事な試合を任せてもらえるようになりたいです。そういう試合で投げさせてもらえたら、絶対に弱気にならないように」

こつこつと力を付け、大学野球でも輝いてみせる。【金子真仁】

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